2005-03-29[n年前へ]
■「高画質化するイメージング技術」
今夏、7月14日(木)、 15日(金)に日本画像学会技術の講習会「高画質化するイメージング技術」が開催されます。定員は250名ですが、初日午後のシミュレーション実演講習は「エクセルを用いたシミュレーションの実習」で、先着20名限定です。その中でも、富士ゼロックスの伊藤朋之氏の講習「表計算ソフトを用いた熱伝導計算(非定常問題)」は特に必見だと思います。おそらく、奥深くもあり、だけどもとても明解な話がされそうな予感がします。
ちなみに、私の担当は15日の午前です。アストロ・マキタさんは14日ですね。興味がある方はいかがでしょうか。会場は、品川コクヨホールです。
2005-04-23[n年前へ]
■「歩いて伝わっていくこと」 その1
過去の富士ゼロックスの広報誌GRAPHICATIONを読んでいると、阿部謹也が「歩く文化」をめぐって算額(全国一覧)のことを書いていた。
江戸時代には、算学者というか数学者も日本中を歩き回っていましたね。これは専門の学者ではなくて、アマチュアの数学好きな(道楽)人たちです。そして、各地の神社などに数式を書いた絵馬を奉納してゆく。…誰か解く者はいないかと。そして、絵馬に書かれた問題を解いて廻って腕を磨くわけです。阿部謹也 「歩く文化」をめぐって GRAPHICATION日本全国津々浦々、数学の道場破りをしていくとは。四国一周八十八札所巡りみたいに、算額八十八札所巡りみたいなものもあるのだろうか?
この後に書かれている「江戸時代の農書では、農民がやってはいけないとされていることとして、美田を買うこと・賭け事・酒を飲む、などの中に-算数に凝る-というのがある」という話も面白い。ということは、つまり算数をしたがる農民も多くいた、ということだろうか? 十字架を隠し持っていた隠れキリスタンのように、算数クイズを隠し持つ隠れ算数農民たちがいたのだろうか?【わしらも実はカネゴン】
2005-05-27[n年前へ]
■大阪府立大学でマクルーハン
大阪府立大学で、印字(画像)出力市場の10年後、に関するシンポジウムを聴く。個人的には、アラン・ケイの言葉で話を締めくくった富士ゼロックスの深瀬氏の話と、マーシャル・マクルーハンの言葉で締めくくったリコーの平倉氏の話に興味を持った。もっとも、興味を持ったのはどういう人が・どういう言葉のひくかという点だった。
「アラン・ケイの言葉で話を締めくくった深瀬氏の話」には、「未来を予想しよう」というシンポジウムと「未来を予測する最良の方法は、未来を創りだすことだ"The best way to predict future is to invent it."」というアラン・ケイの言葉とどう両立するのか、を聞いてみたくなった。また、「マクルーハンの言葉で話を締めくくった平倉氏の話」には、マクルーハンの言葉に繋がるフレーズを眺めると、フォーカスされるべきは出力技術自体ではないのでは?という質問をしてみたくなった。いずれも、その答えは(自分自身が出すべきことだと思ったので)結局質問はしないまま…。
Gutenberg made everyone a reader,Xerox made everyone a publisher.
Marshall McLuhan
And, personal computers are making everyone an author.
Stewart BrandAnd, the Internet has made everyone a commentator.
Christian Science Monitor;June 19,1995
2005-09-18[n年前へ]
■「目立つのもいや、無視されるのもいや」
(無料で定期購読することができる)富士ゼロックスの広報誌グラフィケーションが届く。今月号は、「大学はつまらない、と多くの学生が言う。いまの学生はひどいです、と教師が集まると話題になる」とメディア批評家の粉川哲夫が書く「電子と手の思考(9) -大学を実験「劇場」に-」が面白い。
まず、「目立つのもいや、無視されるのもいや」という二律背反に見える「いまの学生」が、ゲームをみんなで楽しむ中では「活発になる」ことへの言及から始まり、粉川哲夫がこれまで大学で行ってきた「実験」講義の歴史が語られている。1987年の和光大学の期末試験として「スターリン」のライブを行った「スターリン・コンサート騒動」についても語られている。面白い。
2006-03-10[n年前へ]
■私の「転職したい企業ランキング」
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に私の「転職したい企業ランキング」〜hirax.netが「お勧め」する企業はどこだ!?〜を書きました。hirax.net (できるかな?)の「私と好みが似てる人」の企業 2006 Spring 編 というわけです。就職活動をする学生さんや、転職しようとするエンジニアなどは参考にしてみると良いかもしれないですね!?
「hirax.netがお勧めする企業ランキング」には入っているけれど、「エンジニア3000人大調査!転職したい企業ランキングBEST10」には入っていない企業は、富士通・日立・富士ゼロックス・日本コンピュータグラフィック・リコー・東芝・富士フイルムです。これらの企業は、(hirax.netアクセス基準では)「割安感!?」がある有望株…なのかもしれません。なお、Fast&Firstの同様な企業ランキングを見てみると、より楽しめそうです。かなり重なりつつも、「ヤマハ」が入っているあたりがFast&Firstらしい、ですね。富士ゼロックスがinside outにもFast & Firstにも中位にランクインしている辺りが少し面白いですね。