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2011-01-05[n年前へ]

カシオ提供の画像変換・処理WEBサービス"IMAGING SQUARE" 

 カシオ、ソニー、パナソニック、…各社から魅力的なデジカメやビデオカメラがたくさん出ています。ソニーが発表したプロジェクター内蔵のハンディカム HDR-PJ50Vも気になりますし、3Dハイビジョンで撮影することができる薄型ハンディデジカメHDR-TD10もとても気になります。
 カシオは、「IMAGING SQUARE」という画像変換・保存を行うWebサービスも1月11日から開始するようで、とても楽しみです。

 IMAGING SQUAREは、ユーザーがデジタルカメラで撮影した画像を送信すると、アーティスティックなHDR画像「HDR-ART CRAFT」や(Virtual Painterで)絵画風の画像に変換できるサービス。カシオのデジタルカメラ以外で撮影した写真でも利用可能。1GBのストレージ機能も有する。利用は無料。
 処理時間は640×480ピクセルの画像でHDRが約3秒、絵画風の加工は10秒ほど掛かるという。(中略)オンラインプリントも有料で利用できる。アーティスティックな仕上がりを生かすため、キャンバス地やタイルなどへのプリントにも対応する。

2011-03-05[n年前へ]

3Dバーチャルマネキンが立つ風景 

 展示ブースに3Dのコンピュータグラフィクスで映し出されたバーチャルマネキンがいて、まるでマジックのような素早さで「ブラジャーの生着替え」するさまに思わず見とれてしまいました。このマネキンの横にはスーツ姿のマネキンやトゥームレイダース姿のマネキン(右後ろには、何と坂本龍馬までいます…)がいて、どの3D CGマネキンにもなぜか目を惹かれてしまいます。

 犬が犬に惹かれるように、街中を散歩する犬たちが互いを遠くからも見つけ出すように、やはり人も人に惹かれるものなのでしょうか。人の形をして人と同じように動くものが視界に入った瞬間は、誰しもその方向を意識してしまうのではないでしょうか。

 道路を歩いているとき、工事をしていて片側一車線になっているような箇所には信号があったりしますし、時には、人が立って旗を振っていたりもします。

 何年かの未来には、道路の工事現場には、3Dのコンピュータグラフィクスで描かれたバーチャルマネキンが立っていたりするのでしょうか。

 「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ…」と書いたのは、宮澤賢治です。未来の街に立つバーチャルマネキンを想像すると、なぜかそんな一節を思い出してしまいます。

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ 雪ニモ、夏ノ暑サニモ負ケヌ 丈夫ナ体ヲ持チ 欲ハナク、決シテ怒ラズ イツモ静カニ笑ッテイル

 この言葉の最後に、宮澤賢治は「ソウイウモノニ、私ハナリタイ」と書きました。バーチャルマネキンはそういう存在になることができそうに思えますが、人は果たして「そういうもの」になることができるものなのでしょうか。

 そういうものになれない存在こそが人間で、そういうものに憧れるものこそが人間であるにも思われます。

2013-08-11[n年前へ]

Google Earth で眺めた立体景色をダウンロードしてグリグリ遊ぶ!? 

 Google Earth で世界中に行きプチ夏休み気分を味わいながら、今日はこんなことをしてみました。

 まずは、Google Earth で眺めて気に入った3Dな世界をマウスでクリックし、(Google Earth上でダイアログ表示される)3Dショーケース経由で、(*.skpフォーマットとして)ダウンロードします。それを、SketchUp 2013SketchUp-STL プラグインでSTLファイルに変換して、手元でグリグリレンダリングしたり、あるいは立体加工してみる…という遊びです。

 たとえば、上の画像は、 アメリカ合衆国のラシュモア山の立体形状をダウンロードして、Mathematicaで眺めてみたものです。海の向こうの景色を、手元で立体模型みたいにグリグリ回していると、何だか不思議な心地になります。

 立体プリンタがあれば、世界中で眺めた景色を「ホンモノの立体模型」にして遊ぶこともできそうです。

Google Earth で眺めた立体景色をダウンロードしてグリグリ遊ぶ!? 






2014-03-19[n年前へ]

国土地理院の地理院地図3Dから立体形状をダウンロードして遊んでみよう! 

 国土地理院の地理院地図3Dから、山手線南半分あたりを中心に形状データ(STLをダウンロードして、表示してみました。高さ(標高)の倍率を上げてやると、東京がまるで川で削られたグランドキャニオンの景色のように変わります。

 そしてまた、国土地理院の地理院地図3Dで、東京の中野あたりから新宿から東京方面を眺めると、中央線が東京グランドキャニオンの谷間沿いを走り抜けていたことを、今更ながらに実感させられたりもします。

 容易にアクセスすることができるようになった多くのデータを、自分の意のままに操ることができたなら、色んな面白い「目・視点」を持つことができるような気がします。

国土地理院の地理院地図3Dから立体形状をダウンロードして遊んでみよう!国土地理院の地理院地図3Dから立体形状をダウンロードして遊んでみよう!






2016-02-26[n年前へ]

ネフェルティティ胸像のKinect 3D盗撮…真実は「3Dレプリカを撮影したデータ」 

 ベルリンの美術館で展示されている「ネフェルティティの胸像」を、ドイツ人アーチスト2人がコッソリMicrosoft Kinectを美術館に持ち込んだ上で隠し撮りし、ネフェルティティの胸像の3Dデータをクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開したというニュースが流れている。しかし、その一方、「Kinect使って盗撮スキャンしたって絶対ウソだ!」という話も流れている。…これはもちろん、自分たちでKinectで3Dデータを撮影したというのは「ウソ」に違いない。アーチスト達が公開している「盗撮撮影のようすを写したビデオ」を眺めた上で、「彼らがアーティストがホントに自分たちで撮影(3Dデータ取得)した」と信じられる人は…少ないはずだ。

 この元データ、最初は「美術館の許可の元にフラウンホーファー研究機構の文化財用3DスキャナシステムCultLab3Dでスキャンしたもの(スキャンの様子)が、(美術館の許可の元に)公開されたか、あるいは、フラウンホーファー研究機構もしくは美術館から流出したもの」だと考えた。…しかし、3Dデータ自体を眺めたり・関連リンク先を眺めると、今回の3Dデータは(2011年のreplica Workshop of the National Museums of Berlin で限定100個配布された)3Dスキャンして3Dプリントした複製品を、さらにDAVIDの3Dスキャナで形状測定したデータが人の手を経て流れている可能性が高いように思われる。理由のひとつは、オリジナル形状と今回の3Dデータを比較してみると、今回の3Dデータは2011年のreplica Workshop of the National Museums of Berlinで配布されたレプリカの方に形状が近いということである。そして、もうひとつの理由は、3D複製のコピー、つまり孫コピーなら、その流出を妨げるルールは(おそらく)無いだろうというものである。

ネフェルティティ胸像のKinect 3D盗撮…本当はフラウンホーファー研究機構のスキャンデータ流出か!?ネフェルティティ胸像のKinect 3D盗撮…本当はレプリカをストラクチャライトで撮影したデータか!?








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