2013-05-05[n年前へ]
■「ブラジャーに関するフックの法則」〜1番刺激的なサイズはEカップ!?
ブラジャーのカップサイズはアンダーバストとトップバストの差で決まります。以前書いたように(おっぱい解析向けライブラリを書いてみる!? 第2回)カップサイズが変化しても、実はブラジャーのカップ径(つまりおっぱいの径)はさほど変わりません。たとえば、AカップとGカップのおっぱいは長さで1.5倍、体積で(1.5の3乗で)3倍の違いです。AカップからIカップまでの体積を実際に計算してみると、次のような具合です。
ブラジャーを支えている「力」、つまりおっぱいが動かないように抑えている力の大きさを大雑把に見積もると、ブラジャーの張力×ブラジャーのバンド幅となります。さらに、バンド幅はおおよそホックの数で近似できますが、ホック数は(多くの場合)Dカップ以下で2個、Eカップ以上では3個です。つまり、おっぱいの揺れ・動きを抑えようとする拘束力は、(同じような着け心地にしようとすると)、ホックの数に比例してDカップとEカップの間で大きく(150%も)変化するというわけです。
そこで、ブラのカップ体積(≒おっぱいの重さ)をブラの拘束力(∝ホック数)で割った値、つまりおっぱいの揺れにくさを計算してみると、それは下のグラフのようになります。Dカップまでは拘束力に対しておっぱいの重さが段々増し、Eカップで(Cカップと同じ程度)おっぱい拘束力まで強くなり、Fカップ以降は拘束力に対しておっぱいの重さが増していきます(おっぱいに対する拘束力が弱くなります)。
おっぱいの重さに対してブラジャーの拘束力が強いと、おっぱいの振動は早くなる傾向があります。もちろん、おっぱいの振動数特性に対しては、年齢(いわゆるおっぱいのヤング率)も影響を与えますが、ブラジャーの拘束力に対すると影響は小さいようです。…つまり、Eカップは「大きいけれど早く小刻みに揺れる」という「目立つ・アピールする」という点において見事なまでに最適解となるカップサイズだというわけです。
…というわけで、1番刺激的なサイズはEカップ!?だといったことを計算することができる「ブラジャーに関するホックの法則」を、今日は復習してみました。
2013-06-24[n年前へ]
■「”家族”の境界線」と「2013年 パイ・アールの事情展」
最近のtweetから。
町田のパブで飲んでいると、隣の(同業他社のグループらしき)人たちの会話が面白い。
観察した限り3社いて、まずA社マンが「家族手当がない」と言う。家族手当というのは「”家族”がいると払われるお金」のことらしい。で、次のB社マンは「あるけど、内縁はダメ」…最後に口を開いたC社マンいわく「うちは、内縁も同性もOK」と言う。…実に深い。A,B,C社…3社の間のどこかに線を引くとしたら、一体そのどこに「深くて暗い河」があるんだろうか…?
20 Jun
"聞き手が疑問に思う点を先回りするように説明を展開するので理解が深まりやすいと言われました"という文章を読む。
…先回りした説明展開というのは、入門編な気もする。聴き手が聴きたい・見たいことに(受動的に)臨機応変に応えているように思わせつつ、実はそれこそが話し手の狙い(前もって描いたストーリーに沿っている)…というのが基本だと思う。
30 May
12年前は行くことができなかったけれど、今年こそは「行こう、京都」だ!暑い京都の真夏の中で、コンチキコンチキな音を聴きつつ、京都で開催されるOPPAI ART LAB 2013 πr事情展を見に行こう!
23 Jun
「バスト表示の単位としてメーター(m)は合っていない単位だ!説」に関しては、「爆乳」という言葉の名付け親である高槻監督のサイトを見ると、132cm Oカップとか、129 Nカップとかが並んでいるので、そろそろメーター表示した方が良い時代なのかも、です。
Jun 13
2013-07-17[n年前へ]
■「10%ゼラチン・ゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらい」という必ず役に立つ豆知識!?
食品学の本に、10%ゼラチンゼリーのヤング率は240,000 (dyn/cm^2)だと書いてありました。240,000 (dyn/cm^2)ということは、SI単位に変換すると2.4×10^4 Pa です。ヤング率は、「変形させるために必要な応力」ですから、ヤング率が小さい方が柔らかく(=軽い力で大きな変形を生じさせることができる)・大きい方が堅く(変形させるのに大きな力が必要)なります。ちなみに、ダイヤモンドのヤング率は1×10^12 Pa ほどです。
さて、乳房の脂肪組織の剛性率は 0.5〜25×10^3 Paで、乳腺組織はその数倍程度ですから、それらを合わせて考えてみると、乳房=おっぱいのヤング率は、2×10^4 Paくらいであると(超大雑把に)見積もることができます。
つまり、10%ゼラチン・ゼリーのヤング率はおっぱいのヤング率とほとんど同じくらいなのです。あるいは、それを言い換えれば、「10%ゼラチンゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらいの柔らかさ」ということになります。
10%ゼラチンゼリーの柔らかさ・堅さがわからなかったら、その時はおっぱいの柔らかさ基準で考えてみれば良いのです。ゼラチンが少なめだからおっぱいと同じ柔らかさかな?とか、ゼラチン多めだから少し堅いおっぱいかな?と考えれば良いのです。「10%ゼラチン・ゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらい」…これは、とても役に立ちそうな豆知識ですよね!
関連する面白い読み物:かたいプリンが大好きだ!
2013-07-18[n年前へ]
■「時速60kmの風」は「アンダー85cm Cカップを1.3mm押し込む感触」で「ウィダーゼリーの重さ」とほぼ同じ!?という法則
「風でめくれるスカート」の科学!「涼しく晴れた朝の地下鉄駅をドジっ娘が走る」とスカートは必ずめくれる!?の法則で使った、風速から圧力(あるいは力)の計算式を使うと、興味あるさまざまな数値を導き出すことができます。たとえば、時速60kmつまり秒速16.7m/sの風を受けるときの圧力はおよそ170 Pa 程度になる、ということがわかります。
「時速60kmの風に掌を差し出すと、Cカップのおっぱいの感触を感じる」と言いますが、時速60kmの風に向けた掌が感じる感触(圧力)を定量的に言うならば、それは170 Pa 程度という数値です。
さらに、「10%ゼラチン・ゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらい」という必ず役に立つ豆知識!?で書いたおっぱいのヤング率(1×10^4 Pa程度)を使うと、もっと細かで具体的なことも計算することだってできます。それは、たとえば「掌が170 Paを感じる時、(それは)何カップのおっぱいを、どんな触り方をした時の感触と同じか?」ということだってわかります。
ヤング率が1×10^4 Pa程度であるおっぱいに、170 Pa の圧力をかけると、厚みが2%ほど縮みます。アンダーバスト85cmのCカップの場合、オッパイの最厚長は約65mmなので、これはつまりアンダー85cmCカップのおっぱいを1.3mmほど押し縮めた時の感触と同じということになります(参考:ブラの”カップサイズ”が変わっても"おっぱい径"は(あまり)変わらない!という驚愕の真実 )
ちなみに、掌の大きさが10cm四方…つまり0.01m^2だとすると、170 Paの圧力を受ける掌は1.7 N = 0.170kg重の力を受けます。つまり、時速60kmの風を掌に受ける時、あるいは、アンダー85cmCカップのおっぱいを1.3mmほど押し縮める時、掌はウィダーゼリー(1パック180gです)を載せた時と同じ程度の力を受けるのです。…それを逆に言うならば、「ウィダーゼリーの重さ」がわからなかったら、アンダー85cmCカップのおっぱいを1.3mmほど押し縮める時の感触を思い出せば良い、というわけです。
「時速60kmの風」は「アンダー85cm Cカップを1.3mm押し込む感触」で「ウィダーゼリーの重さ」とほぼ同じ!?という法則…「実に面白い!」と(少しエッチな)ガリレオ湯川先生なら叫びそうな、面白い法則ですよね。
2013-07-19[n年前へ]
■「下向きにかがんだ時のおっぱい変形具合」を暗算計算する方法!?
おっぱいのヤング率が 0.5〜25×10^3 Pa 程度という数字を使うと、たとえば「下向きにかがんだ時のおっぱい変形具合」も大雑把に見積もることができます。(参考:「10%ゼラチン・ゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらい」という必ず役に立つ豆知識!?)
まずは、おっぱいの形状を10cm四方の立方体として考えてみることにします。脂肪の密度は水より少し軽い程度ですから、このおっぱい立方体の重量は約1kgです。1kg重=9.8Nの力が10cm四方のおっぱいに働くということは、1m^2あたりの応力に直すと、これまた大雑把に見積もるならば、おっぱいを「伸ばす」向きに9.8 N / (0.1 m × 0.1 m) ≒ 1×10^3 Paの力が掛かるということになります。
たとえば、おっぱいのヤング率を 1×10^3 Paとすると、
おっぱいの変形(歪み量)= 1×10^3 Pa/1×10^3 Pa =1ということになります。それは、「おっぱいが下方向に(元の長さを1とすれば)2倍の長さまで伸びる」ということですから、10cm四方のおっぱいは 20cm×7cm×7cm 程度にまで変形する…というわけです。(何だかとてもリアルでしょう?)
ここで「実に面白い点」は、「地球上で(おっぱいに)働く重力がおっぱいのヤング率とほぼ同じ」という不思議な偶然です。言い換えれば、極めて興味深い点は、地球で生活するおっぱいの変形が数倍程度に収まるような特性になっている…という奇妙な事実です。
…しかし、考えてみればその半分は必然です。なぜなら、おっぱいのヤング率が重力に対して小さかったら、誰しも「おっぱいが地面にまで垂れる垂乳根の母状態」になってしまい、ズリズリ…とおっぱいを引きずり歩くような生物が生存することはとても難しそうだからです。
それでは、ヤング率が高い場合=おっぱいが堅く変形しない場合にはどうか、なぜ堅いオッパイではなかったのか…ということについては、識者のご意見を拝聴したいところです。