2005-12-30[n年前へ]
■「他人(ひと)は他人、我は我、されど…」
「"好き"の反対は"嫌い"でなくて"無関心"」という言葉を眺めて、ふとこんなことを思いました。
好きと嫌いは確かによく似ています。「大嫌い」と「愛してる」がそっくりなのとよく似ています。その一方、「良かれ悪しかれ関心を持つ」という「好きや嫌い」ということと「関心を持たない」ということが「反対」だ、という感覚も理解できます。けれど、理解できる一方で、私自身は「好き・嫌い」と「無関心」が大きく違うと思いはしますが、特に「反対」だとも思わないのです。
…もう少し考えてみると、その「好き・嫌い」と「無関心」を結ぶ軸に、とりたてて「反対」というほどの価値を感じていない、というのが正確なのかもしれません。…少し反省を込めつつ振り返って考えてみると、「好き」にせよ「嫌い」にせよ、それは他人の気持ち・考えにもとづいるわけですが、そういうものに今の私はあまり興味も価値も感じていないせいかもしれません。もしかしたら、それは(何だか違う例えに聞こえるかもしれませんが)「モテ・非モテ(実はその意味すらよく知らない)」の話に全く興味を感じない辺りと同じ理由なのかもしれません。
とりあえず、他からの評価で「価値」を決めるのはPageRankくらいで十分かな、と思っています。他人の価値基準に納得すれば、それを自分の価値基準として消化してしまえば良いでしょうし、もしそうでないのなら、つまり他人の価値基準が自分と違って消化できないと感じるのであれば、その他人の価値基準で自分自身をわざわざ計ることもないでしょうから。
2006-01-15[n年前へ]
■手書きの「ピタゴラ・シミュレータ」
Tech総研ブログに手書きの「ピタゴラ・シミュレータ」タブレットPCの「物理シミュレータ」は面白い!を書きました。「タブレットPCの」というタイトルではありますが、記事中で触れているように「他OSユーザでも楽しめる」わけですから、一回はこのソフトウェアで遊んでみると面白いのではないか、と思います。少なくとも、デモ動画などは一見の価値があります。いえ、「一見」どころか、何度も見直す価値があります。
ペンで「○」を描けば、それは自動的に「球(正確には円柱ですね)」に変身し、そして転がしたりすることができます。 …ラクガキ・シミュレーションで遊んでいるうちに、「四輪駆動の自動車が二輪駆動の自動車より上り坂に強いこと」などを直感的に理解することができるのです。
2006-01-29[n年前へ]
■「理系タイプの彼を口説く方法」と「過去のオトコを語るバトン」
「“理系タイプの彼”を口説く方法」 「書き手もこんなことを信じて書いてるわけではないだろう」こういった記事は、「話のネタ・オツマミ」にして楽しむことができるのが、何より一番素晴らしい存在価値なのかもしれないと思う。「私の場合はこう思う」なんていう話を、井戸端会議のようにアレコレはなす事ができるという、「○×バトン」と同じシステムと同じように楽しめるのが流行る理由なのかもしれません。この記事をスタート地点にして、「これは違うだろう」「そういえばこうだった」…なんていう話を気楽にすることができるのが、こういった記事が広まる・読まれる理由に思えます。例えてみるならば、女性にとっては「過去や現在のオトコを語るバトン」、そして男にとっては、「オレ語りバトン」と言えるのかもしれません。
「口説く方法シリーズ」は、その他にも“高学歴&高収入エリート”“ルックス抜群! ムリめな男前”“芸術肌オトコ”など色々あるようです。それだけあれば、色んな「過去や現在のオトコを語るバトン」ができそうですねぇ…。オトコにとっては…聞くのがツライ(だけど面白い?)バトンになるかもしれませんが…。
2006-02-12[n年前へ]
■「消費の価値」と「人の価値」
経済学者の松原 隆一郎 と「捨てる技術」の辰巳渚が書いた「消費の正解 ブランド好きの人がなぜ100円ショップでも買うのか」を読んだ。「経済学というのは「人の価値感」というものが、どういうものなのかを考える哲学なんだなぁ」としみじみ感じながら読んだ。私は本を読むとき、気になったページを折る。読み終わったこの本を眺めてみると、とてもたくさんのページが折られていた。
一見関係なさそうに思えるかもしれないが、「ネット」というものに興味がある人は一読してみると面白いはずだ。この本のタイトルには興味を感じなくても、本屋で手にとって読んでみると面白いと思う。私がこの本から読み取った内容を短く書いてしまうと、こんな感じになる。
消費とは何なのか?そこからは、どんな価値が生まれるのか。人が消費をするとき、そこにどんな価値が生み出されのか。つまりは、人の存在にはどんな可能性と価値があるのか。
2006-02-19[n年前へ]
■お笑いパソコン日誌にPermalink登場
聖バレンタインの日、お笑いパソコン日誌にPermalink(固定リンク)が登場していた。これで、お笑いパソコン日誌の記事を「Flickr の写真を取って来てスライドショウとして表示するWebアプリ」なんていう風に(自分のために)メモすることができて、とても嬉しい。
そういえば、時折「hns(しかも古いバージョン)から流行のツールに移行しよう!」なんて思う瞬間がある。それは、もちろん他のことから逃避したいような時だ。あるいは、単に気分転換してみたいと思う時である。しかし、移行作業を始めた途端「だけど、メリットがないし…」と、その作業を放り投げてしまう。なぜかと言えば、このページが「サムネイル画像や写真画像を重視・多用するページで」「客観的な考えでなく、実に主観的な気持ち・価値観にもとづく、短いメモ書きが多く」「決して一つの記事内で完結するようなものではなく」そして「コメント欄は多分放置されたゴーストタウンになるだろう」からだ。
とはいえ、今のhnsと全く同じ操作感・機能があって、データ移行・URLアクセスも簡単にできるものがあったりしたならば、ほいほいと移行してしまうに違いないのだけれど…。