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2009-05-16[n年前へ]

経済データが一目でわかる、グラフ作成・共有サイト「vizoo」  

 経済データが一目でわかる、グラフ作成・共有サイト「vizoo」

 フィルモア・アドバイザリーは13日、経済統計や企業決算などのグラフをブラウザ上で作成・共有できるサイト「vizoo(ビズー)」のベータ版を公開した。利用は無料。グラフを作成するにはアカウントの登録が必要となる。
 vizooでは、グラフの情報源として、上場企業の財務・IR情報、株価や為替などの市場データ、経済指標や業界団体統計などをあらかじめ用意。ユーザーは、これらの情報をもとに独自のグラフを作成できる。株価と財務データ、月次データと年次データなど、種類や頻度の異なるデータを同一グラフに表示することも可能だ。

2009-10-04[n年前へ]

IronRubyとMathematica Playerで経済データも自由自在 

 本当に、「(.NETで動くRubyである)IronRubyと(無料配布されている)Mathematica Player」を組み合わせたツールの可能性は無限大だ、と思います。しかも、その組み合わせが無料だというところがまた素晴らしいです。素晴らしすぎて、「そういう実装でウルフラム・リサーチは良いと考えているのだろうか?」と疑問に思ってしまうくらいです。

 今日の例題は、MathematicaのCountryData関数を使って、日本の最近40年間くらのGDP(国内総生産)を習得してみることにします。書くコードはこんな感じです。

include System
require 'Wolfram.NETLink'
include Wolfram::NETLink
kernelLink=
  MathLinkFactory.CreateKernelLink()
kernelLink.WaitAndDiscardAnswer()
gdp=kernelLink.EvaluateToInputForm(
  'CountryData["Japan", {{"GDP"}, {1970, 2008}}]', 0)
puts gdp
kernelLink.close
これで、1970年から2008年までの日本の国内総生産(GDPデータ)が時系列的に手に入ります。ちなみに、結果はこういう形式で返ってきます。
{{{1970, 1, 1, 0, 0, 0}, 2.0295777757538376*^11}, {{1971, 1, 1, 0, 0, 0}, 2.2925 011052164844*^11}, {{1972, 1, 1, 0, 0, 0}, 3.0359415844215283*^11}, {{1973, 1, 1 , 0, 0, 0}, 4.124671054658262*^11}, {{1974, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.578535174149201*^1 1}, {{1975, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.978680032023408*^11}, {{1976, 1, 1, 0, 0, 0}, 5.59 553536053367*^11}, {{1977, 1, 1, 0, 0, 0}, 6.886633644946532*^11}, {{1978, 1, 1, 0, 0, 0}, 9.675983051549285*^11}, {{1979, 1, 1, 0, 0, 0}, 1.0071187368835983*^1 2}, {{1980, 1, 1, 0, 0, 0}, 1.0552047308073224*^12}, {{1981, 1, 1, 0, 0, 0}, 1.1 662277105414326*^12}, {{1982, 1, 1, 0, 0, 0}, 1.0838309489751625*^12}, {{1983, 1 , 1, 0, 0, 0}, 1.182236662061611*^12}, {{1984, 1, 1, 0, 0, 0}, 1.258002926042118 4*^12}, {{1985, 1, 1, 0, 0, 0}, 1.3467326711952527*^12}, {{1986, 1, 1, 0, 0, 0}, 1.9954327828900427*^12}, {{1987, 1, 1, 0, 0, 0}, 2.4200293838043384*^12}, {{198 8, 1, 1, 0, 0, 0}, 2.9383777035023525*^12}, {{1989, 1, 1, 0, 0, 0}, 2.9401349260 95067*^12}, {{1990, 1, 1, 0, 0, 0}, 3.018112125973376*^12}, {{1991, 1, 1, 0, 0, 0}, 3.4512768484608447*^12}, {{1992, 1, 1, 0, 0, 0}, 3.766884938703116*^12}, {{1 993, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.3237911294441895*^12}, {{1994, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.76016480 3785754*^12}, {{1995, 1, 1, 0, 0, 0}, 5.24425055236488*^12}, {{1996, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.620457424448448*^12}, {{1997, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.2337825304782827*^12}, {{ 1998, 1, 1, 0, 0, 0}, 3.8422661071666924*^12}, {{1999, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.3476506 956717817*^12}, {{2000, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.649614280538379*^12}, {{2001, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.0877256836277627*^12}, {{2002, 1, 1, 0, 0, 0}, 3.904822831192468*^12}, {{2003, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.231254569386364*^12}, {{2004, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.58488 9737074735*^12}, {{2005, 1, 1, 0, 0, 0}, 4.559019715540946*^12}, {{2006, 1, 1, 0 , 0, 0}, 4.434993203595208*^12}}
 つまり、時間と国内総生産を並べたリスト形式で返ってきます。

 もちろん、日本のGDPだけでなく、任意の国のGDPでも、どこかの企業の株価でも、それがどこのマーケットでもいつの時代でも、(基本的には)関数一つで手に入るようになります。もちろん、入手したデータの処理をすることだって、至極簡単です。経済問題をコメンテーターのように評論している文章を見ると、「データを自分で扱い、自分で咀嚼・消化してから話して欲しいものだ」と思ったりしますが、そういった作業を簡単に自分の手で行うことができます。競馬や競輪、はたまた、競艇予想のごとく、経済や株価の行方を実証・予想してみるのにも、IronRuby+Mathematica Playerの組み合わせなら簡単至極にデータ九取得・処理を行うことができます。

これが、最近のMathematicaの便利さでもあり、無料のMathematica Playerを使うことでそのMathematicaの機能を自由にシームレスに使うことができる「(.NETで動くRubyである)IronRubyと(無料配布されている)Mathematica Player」の組み合わせの凄さでもあります。

 「データの見せ方」「ビジュアライズ」はとても大切です。けれど「データそのものを手に入れること」「データを加工・処理すること」の重要性は、決して「ビジュアライズ」に劣るものではありません。基本的には、それらすべてが優れていることが理想的であり、現実的には、それらの中で一番弱い部分が相和の効果・力を決めると思っています。

 無料で使うことができる Mathematica Playerの一番の便利さ・凄さは、「データ取得」「データ処理機能・言語機能」に関して、本家本元のMathematicaに比べて決して劣っているわけでなく。基本的にはほぼそのままの機能を使うことができるようにしている、というところにあるように思えます。

 Rubyから透過的に、Mathematicanを使って入手・計算可能なデータをそのまま自由自在に使うことができる、というのは意外なほどに凄まじい機能拡張だとは思いませんか…?

2010-03-02[n年前へ]

Rubyで株価情報(やさまざまな情報)を自由自在に入手・加工しよう 

 「Ruby製ノコギリで株価を切り刻もう!

 君がRubyを使えるなら上司に気づかれずに 株価をチェックできるかもしれない。幸い、Rubyにはyahoo_stockというライブラリがある。
 Nokogiriを使ってYahoo!ファイナンスから 株価を取得する簡単なライブラリyahoojp_stockを書いてみた。

2010-03-07[n年前へ]

「hirax.netサーバ(マシン)売ります」と「トービンのq」 

 hirax.netサーバを新サーバ構成に入れ替えた(仮想化PC上で動作させるように替えた)ことに伴い、ここ2年ほどhirax.netの中核を担っていた(しかも、ここ一か月は全てを担っていた)「キューブPC」を廃棄(不燃物として毎週一回の回収日に捨てることができる程度の大きさですから)、ないし、売却しようと思っています。つまり、「hirax.netのサーバ(マシン) for Sale」「hirax.netサーバ(マシン)売ります」ということになります。

 この「キューブPC」は、小型のキューブタイプの"WINDY TIPO"というベアボーンPCで、Pentium 4 2.4GHz、2GB RAMの300GB HDというスペックです。ハードディスクの中身には、hirax.netで稼働させていた各種WEBアプリケーション(ソース)、および、そこから呼び出していた連携用(各種言語による)自作ライブラリ・アプリケーションなどが全て含まれています。

 それだけなら良いのですが、このPCには、アクセスログなども含まれています。さらに、ファッション雑誌WEBアプリではアクセス元の都市解析と流行分布解析、なども行っていましたし、顔処理画像処理アプリでは、抽出顔画像からの年齢解析・顔中の色分布解析・地域ごとの化粧方法の差異解析・顔タイプ情報の蓄積・嗜好解析等をバックエンドで行っていました。つまり、破棄ないし売却する前に、完全に破棄しなければいけないデータも含まれているのです(ある期間より過去のデータに関しては、すでに、全て削除しています)。

 WEBアプリケーションのソースは、(ハードウェアを売るなら)オマケにつけても良いかななどとは思いますが、(データ抹消ミスをしないためには)ハードディスクをひとまず完全消去してしまうのが、私の手間は一番手間が少なくて済みそうです。また、Pentium 4 2.4GHz、2GB RAMの300GB HDという程度のスペックのPCでは、普通に動くような状態でも、買いたいという人が現われるかどうかすら怪しいような気がします。ましてや、電源を入れると、いきなり各種WEBサーバーが起動してしまうような状態では、買い手が現れるとは思えません。

 そんなことを考えているうちに、ふと「トービンのq」を思い出しました。

 ジェームズ・トービンという金融経済学者が主張した”トービンのq”っていう理論があります。トービンのqというのは、すごく単純な分数で、分母が「その会社とまるまる同じものを、もうひとつ作るのにいくらかかるかという再取得費用」で、分子が「株を全部買い占めるためにいくらかかるかという株価総額」というものです。
 この分数qの値は、1より大きいのが原則なんです。つまり下部を全部買い占めてその会社を手に入れるほうが、単にハコモノを作るよりも、ずっとお金がかかるということです。

小島寛之@「理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! 」 (参考書評
 なるほど、「PC売値/パーツ代総額」が1を下回ることなんて、あり得ないですものね。
 hirax.netのサーバ・マシンの場合、意外なことに、ハードディスクやメモリをバラして売ってしまった方が(ソフト部分には値段がつかないでしょうし)、高額になるような気がします。そうすれば、メモリ代金だけでも数千円程度にはなるように思います。しかし、一括で売ろうとすると、買い手すら現れないような気もするのです。売り手からすれば、「あり得ない状態」ですが、「買い手」からすれば「要らないものは要らない」わけですから、しょうがありません。

 これは、まさに「トービンのq」が1を切っている状態です。PCパーツ代・それらを組み合わせたPC上で動くシステムトータルでは買い手が現れず売買が成立しないのにも関わらず、サーバ・システムを「切り売り」すれば値段がつき、全体よりも高い価格になる…という状況です。

 建物とか設備とか機械とかを全部そろえて、さらに、同じような能力の人間を雇ったとしても、(中略)働く人たちの間で共有された情報や蓄積された経験、あるいは、築いた信頼関係と言った「企業のなかにあるプラスアルファの価値」が株価に反映されているわけです。

小島寛之
 目には映りにくい「働く人の間のつながりといった社会的な価値あるもの」も、高い株価というカタチできちんとその価値が目に見えるモノにされているんだ、と実感してきました。
徒然なるままに、ノートPCに向かい、心に浮かんだことをそこはかとなく書いてみました。、「hirax.netサーバ(マシン)」は「トービンのq」が1以下の状態でそのまま売るか、バラして「切り売り」するか、どうするかを考えているところです。

2011-04-06[n年前へ]

「東京電力の株価と出来高推移」にみる制御アルゴリズム 

 Farst&First情報掲示板経由で眺めた「東京電力の株価と出来高推移」が面白い。制御量(株を売買した数)と目標値(株価)の関係を見つつ、制御アルゴリズムの解析をしてみたくなる、かも!?

「東京電力の株価と出来高推移」にみる制御アルゴリズム








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