hirax.net::Keywords::「演劇」のブログ



2004-09-22[n年前へ]

「不幸との距離」と「何かを書く理由」 

 鴻上尚史のドン・キホーテのピアス。

問題は、その不幸な出来事を、ちゃんと距離を持って突き放せるかどうか、だけです。…不幸との距離は、書いていくことで生まれることが多いです。それは、日記と似ています。眠れない夜、日記を書くことで、かろうじて今日起こった出来事を整理できるのです。で、あんまり不幸だと、日記にさえ書けないのは、作品と同じです。
 この後に続く、「どうして演劇をするんだろうと、僕はいつも考えています」で書き始められる一節も一読してみると良いかも。 from 週刊SPA

2004-12-26[n年前へ]

図書館のビデオコーナー 

 夕方近く、図書館に行ってみる。3階に上がり、ビデオ・CDコーナーを眺める。「モーレツ!科学教室」のビデオが11巻揃っていることに気づく。他にも演劇や美術のビデオも結構ある。正月前に、こういったビデオを何本か借りてゆっくり眺めてみることにしよう。



図書館のビデオコーナー図書館のビデオコーナー






2005-02-26[n年前へ]

宝塚歌劇団・ジャニーズを題材にした「かみて、しもて」の原理 

 「右」とか「左」の立ち位置といえば、舞台演劇で使われる「かみて、しもて」の原理が面白い。何しろ、宝塚歌劇団とかジャニーズを題材にしているんだから。

2005-03-03[n年前へ]

スライド・デザインにおける「上手と下手」 

 「他の分野の人に何かを伝えようとする」なら、まずは「他の分野から何かを学んでみる」のも良いかもしれません。というわけで、こんなスライドを作ってみました。
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ジュリアス・シーザーグローブ座の配置と典型的な進行 ヨーロッパ文化でもミュージカル・演劇などにおける「(その文化中における)上手」は観客から向かって左側だといいます。例えば、右の配置図は、グローブ座のステージ配置とその舞台上の役者の動き、及び、シェークスピアの「ジュリアス・シーザー」の進行具合を示した図です。観客から言うと、左から入場し、右へと退場しています。ただし、シェークスピアの時代には舞台上に「(上に位置する)二階」が使われるようになっており(ロミオとジュリエットのバルコニーのシーンなんか誰でも脳裏に浮かぶのではないのでしょうか)、つまり、舞台上に(容易に上下が推定しやすい)次元が新たに一つ付け加えられており、その影響が「上座と下座」に及んでいるだろうことも想像できます。

 また、「男雛と女雛」「(結婚式における)男と女」は、明治時代に西洋に合わせて左右反転させたという説が一般的です。日本語の横書き時の書き順が「右から左」から「左から右」に切り替わり、同じように(日本語以外の)他の対象物でも、そんなことがおきた、というわけです。その切り替わりの余波が、まだ私たちに混乱を及ぼしている、と考えてみるのも面白いと思います。

2006-01-29[n年前へ]

「(16才の頃)知っておきたかったこと」と「11ぴきのネコ」 

 from n年前へ. 高校時代のことや高校時代に(同級生として)眺めた人を、ある年の今日思い出す。そして、その次の年の同じ日に、その同級生が訳した文章を読む。

それは二十年近く前のこと。演劇部の上演会を観に行ったのだった。
それにしても…、「自分は二十年の間に何もできなかったなぁ」とつくづく思う。
 そしてさらに、「人生の到達点はそれまでの積分なんだから、同じアドバイスがどの時点でも有効なはずだ」という彼の言葉を、もう一度舞台の下から聴いてみる。
人生の到達点はそれまでの積分なんだから、同じアドバイスがどの時点でも有効なはずだ。
やりたいことはたくさんある。それなら、絶対後悔しないから、貪欲に、遠慮せずにやればいい。



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