2005-02-24[n年前へ]
■「守って、破って、離れる」 
『守(しゅ)』『破(は)』『離(り)』とは。 from あけてくれ - おれカネゴンの「算数できんの気にし過ぎとや」日記
『守』最初の段階では、指導者の教えを守っていきます。 できるだけ多くの話を聞き、指導者の行動を見習って、指導者の価値観をも自分のものにしていきます。 …そして、指導者が「疑問に対して自分で考えろ」と言うことが多くなったら、次の段階に移っていきます。 『破』次の段階では、指導者の教えを守るだけではなく、破る行為をしてみます。 自分独自に工夫して、指導者の教えになかった方法を試してみます。 … 『離』最後の段階では、指導者のもとから離れて、自分自身で学んだ内容を発展させていきます。
2005-04-23[n年前へ]
■「歩いて伝わっていくこと」 その1 
過去の富士ゼロックスの広報誌GRAPHICATIONを読んでいると、阿部謹也が「歩く文化」をめぐって算額(全国一覧)のことを書いていた。
江戸時代には、算学者というか数学者も日本中を歩き回っていましたね。これは専門の学者ではなくて、アマチュアの数学好きな(道楽)人たちです。そして、各地の神社などに数式を書いた絵馬を奉納してゆく。…誰か解く者はいないかと。そして、絵馬に書かれた問題を解いて廻って腕を磨くわけです。阿部謹也 「歩く文化」をめぐって GRAPHICATION

この後に書かれている「江戸時代の農書では、農民がやってはいけないとされていることとして、美田を買うこと・賭け事・酒を飲む、などの中に-算数に凝る-というのがある」という話も面白い。ということは、つまり算数をしたがる農民も多くいた、ということだろうか? 十字架を隠し持っていた隠れキリスタンのように、算数クイズを隠し持つ隠れ算数農民たちがいたのだろうか?【わしらも実はカネゴン】
2005-06-20[n年前へ]
■自分の力と自分の個性 
色川武大の「自分の力で生き残るためには、ずば抜けて優秀であるか、絶対に取替えの利かないユニークさか、そのどちらかが必要」という言葉をひき、おれカネゴン先生が書く。
もしかすると個性とかユニークさというものは、生活が満ち足りたついでに空しさを埋めるためにカルチャースクールで習うような余興ではなく、優秀さという必殺の武器を持たない者が生き延びるために最後にすがらざるを得ない、非常に厳しいものだったのかもしれない。

本流で勝てず、本流では生き残っていけない人が、どこか独特の場所で生き残っていこうとするならば、その位置に立ち続ける力がいる。その位置に価値があると信じ、その自分が立つ位置を高めていく力が必要だと思う。「盲目的にその場所に意味がある」と思いがちな「本流」と違い、「その場所に意味がある」と素直には言えない場所を選ぼうとするならば、そんな粘り強さが必要だと思う。

幅広い心を、下らないアイデアを、
軽く笑えるユーモアを、上手くやり抜く賢さを、
大げさに言うのならば、
きっとそういうことなんだろう。
誇らし気に言うのならば、
きっとそう言う感じだろう。
「イージューライダー」 奥田民生
2006-03-17[n年前へ]
■新聞の未来と新聞配達屋さん 
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に新聞の未来と新聞配達屋さん〜ガッツで配る配信システム〜を書きました。
「デジタル化が進み、紙媒体新聞(の配達)がなくなる」のではなくて、「紙媒体新聞の配達がなくなってしまうから、紙媒体新聞がなくなる」んだ、というその時に聴いた内容を思い出します。そしてまた、高校の頃にした新聞配達のバイトをしていた頃、雨の朝がとてもイヤだったなぁ…と何だかしみじみ思い出すのです。




2006-04-06[n年前へ]
■MMR「キバヤシ隊長のモデル」と「都立高校の学生」 
あけてくれ-おれカネゴンの「算数できんのやっぱり気にしすぎとや」日記経由で、「都立校の統計学」を読む。
逃亡学生の追跡に明け暮れる教授生活を○年間重ねるうちに、私はひとつの統計学的事実に到達した。すなわち、逃げるヤツはほとんどすべて都立校出身の学生だということだ。

一回りしたエリート意識。あるいは夢を喪失した人間の韜晦だろうか?たかだか90分の授業時間を我慢して座っていられない生来の懶惰。そのくせ、出席だけは確保しておこうとする小ずるさ。敵前逃亡を卑怯と考えず、痛快事であるかのごとくに装う腹黒さ。


Wikipediaの都立武蔵高校の項を眺めると、著名な卒業生たちが載っている。MMRの主人公「キバヤシ隊長」のモデルとなった漫画原作者・小説家の亜樹 直も卒業生の一人だ。あぁ、確かにそういう感じの雰囲気だ。
結局、いつも都立出身の、惰弱な人々が集まる内弁慶なテーブルに身を寄せてきたわけです。 なぜでしょうね。 この謎は、簡単には解けそうもないな。

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