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2009-12-29[n年前へ]

NEWS今昔物語「未来のために頑張る」編 (初出2005年06月23日) 

5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと

 「やる気・根性のこと」を「ガッツ」と呼ぶ時代がありました。なぜ、そんなことを書いているかと言うと、ガッツという言葉が今は死語になっていると聞き、下の記事群中ではその言葉をすべて他の言葉に書き直しているからです。

 若い人に聞いてみると、「ガッツというより、あえて言うなら根性かな」ということでした。私の脳内では「根性」の方が(”夜露死苦”的な)死語なのですが、言葉の流行り廃り・言葉の復活など色々あるのだろうか、そういう言葉一覧表を作ってみたいな、とふと思いました。

(記事を書いた時の)ひとこと

 「未来を作りたい」という言葉を聞いたことをきっかけとして、未来を作るために頑張るさまざまなニュースを集めてみました。

性的絶頂感を遺伝子とCTスキャンで考えてみる?

 先日、女性が性的絶頂感に達するかことができるかどうかは遺伝子が決める)。 一卵性双生児と二卵性双生児を対象としたアンケートの結果は、「女性が性的絶頂感に達するかことができるかどうか」への遺伝子の寄与率は34%だった、という。そんな性的絶頂感のナゾをさらに解き明かしていくためには、CTスキャンを用いて女性の本物と見せかけの性的絶頂感の違いを明らかにした研究(日本語解説記事) などにも期待したいところだ。

 ところで、男性と女性それぞれの性的感覚の時間変化が異なるようすを示すグラフなどを見ると、やはり男と女の間には深くて暗い河が流れているようだ。何しろ、男は「やる気になってから、性的絶頂感に達することができるようになる」までの時間が2.8分であるのに対して、女性の場合は14分以上かかるというのだから…。

"The Musical Baton"津波と、頑張って"手作業"で作る津波伝搬樹形図

 5月末から6月中旬にかけて、"The Musical Baton"という名前の「記事」が非常に多くのWEBページ(個人ブログやSNSなど)上に書かれた。これは、「音楽に関する質問に(自分のWEBページ上で)答え、その質問に(自らのWEBページ上で)答える責任を次の5人に廻す(pass the baton)」というものである。この津波の震源地がどこなのかは定かでないが(参考: 1)、BlogPulseによる"Musical Baton"という言葉の言及量推移を示すグラフやはてなダイアリにおける言及グラフを眺めれば、言及量が急激に増加しており、まさに津波のようであったことがわかると思う。

 1人から次の5人という広がり、すなわち、5のべき乗を素直に流せば、13世代で世界のインターネット人口を突破し、14世代では地球の人口を突破することになる…のだから、そんな急激な増加も当たり前の話であるが、その大きな津波が日本でどのように伝搬していったかを頑張って"手作業"で調べた人がいる。まるでウワサ話が伝搬するように、"The Musical Baton"が人を介して手渡されていったようすを眺めてみるのは、不思議に面白い。

頭の中のパイプライン

 「大きな報酬が得られる選択肢を選ぶ意思決定をする場合」と「小さな報酬しか得られない選択肢を選ぶ意思決定をしなければならない場合」で処理を行う脳部位が異なる、というサルを実験対象とした研究報告がasahi.comに掲載された(参考情報:Science日本語要約)。

 メイン・サブの2CPUをデュアルで使うタイプのコンピュータの動作で例えるならば、優先度に応じて高性能なメインCPUに仕事を割り振るか、ちょっと動作が遅いサブCPUに仕事を割り振るかを切り替えるというような仕組みである。

 進化を続ける生物が生み出した脳の中の最適化処理・脳の仕組みにはただただ驚くばかりだ。

「コーヒー飲んで頑張る」の秘密が明らかに?

 6月20日、カフェインの覚醒効果を分子レベルで立証したという研究結果が、大阪バイオサイエンス研究所から発表された。徹夜で頑張るような時、気合いを入れて頑張るために、コーヒーやコーラといったカフェイン飲料の力を借りている人は多いと思う。つまり、効果はすでに判明していたわけだが、その秘密がついに解明されたというわけである。

 脳医学で覚醒効果の仕組みが解明されていけば、カフェインを含む色んな飲料のさらに上を行く、超"気合い"や超"頑張り"注入ドリンクも登場するかもしれない。…なんだか、ちょっと危険そうだけど。

2010-02-06[n年前へ]

「二者択一の積み重ね」 

 「忘れられない、あのひと言 」に収録されている、映画監督である張芸謀の言葉、そしてそれを受けての阿川佐和子の文章。

(そして監督は静かにおっしゃった)「でもね、人生なんて、そんなものじゃないかと思うんです。私のように理想なんか持たず、運命に翻弄(ほんろう)されて、いたしかたない選択を繰り返していても、いつのまにか道が開けているんですから」
 目の前に突き付けられた二者択一を、その場の理由で選び続ける。それがたとえ本意でなくとも、選んでいるのは自分である。そしてその選択の積み重ねがどれほど予想外の方向へ行っていたとしても、自分が選んだ道なのである。

2010-03-08[n年前へ]

”大きな”ところのバランスシート 

 色川武大の「うらおもて人生録 (新潮文庫) 」から。

 でも、全勝なんて、幻だからね。
 俺はね。世の中とうまく折り合いをつけて、スムーズに栄えていく人を見ると、「あ、そんなに小さな勝ち星にばかりこだわっていいのかな、大きなところのバランスシートにも神経を使わないと、ご破算になるぜ」なんて思うんだね。
 負け慣れている奴の発想なんだろうけどね。

2010-03-18[n年前へ]

男女別「理系・文系 比率」を出してみよう 

 「「生まれ変わる自分」と「付き合う相手」と「理系と文系」」で、「生まれ変わるなら、理系と文系のどちらを選ぶか?」「付き合う相手は、理系と文系のどちらが良いか?」を男性・女性/理系・文系の計4種類の人たちに聞いたアンケート結果を眺めました。このアンケート結果を使って遊んでみようと思う時、次に欲しくなるのは、男女別の「理系・文系 比率」ではないでしょうか。男女の割合はそれぞれ48.8%と51.2%程度と聞きますから、大雑把に考えれば「ほぼ同じ」という具合でしょうか。

 ベネッセの調査結果をみると、高校における男女別の文理コース割合は、次のようになります。

  • 男性:理系:48.5%, 文系37.5%,その他 14%
  • 女性:理系:28.6%, 文系55.8%,その他 15.6%

 ここで、単純化のために、「その他」の人たちを、それぞれの理系文系の比を用いて、理系文系それぞれに振り分けてしまうと(つまり、たとえば、理系比率=理系比率+その他比率*理系比率/(理系比率+文系比率)というように)、理系・文系の比率は、次のようになります。

  • 男性:理系:56%, 文系44%
  • 女性:理系:34%, 文系66%
 感覚的にもそんなに違和感を感じない結果です。

 ためしに、もう少し違う単純化もしてみます。たとえば、理系と非理系という分け方にしてみると、次のようになります。

  • 男性:理系:49%, 非理系51%
  • 女性:理系:29%, 非理系71%

 主役を「理系」という言葉で示されるものと考えるなら、「理系」というものにあくまで焦点を当てるならば、後者の「理系とそれ以外」という分け方をしたものの方が、自然かもしれません。あるいは、強引に「理系」「文系」という2つに分けるとしたならば、前者の割合の方が適切に思えます。

 と、ここまで準備をしたところで、次の作業はまた明日以降にしてみたい、と思います。

2010-03-20[n年前へ]

「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータ 

  「「生まれ変わる自分」と「付き合う相手」と「理系と文系」」で書いたGirls Labに掲載されていた「付き合う相手は、理系と文系のどちらが良いか?」を男性・女性/理系・文系の計4種類の人たちに聞いたアンケート結果と、「男女別 理系・文系 比率 を出してみよう」で算出した

  • 男性:理系:56%, 文系44%
  • 女性:理系:34%, 文系66%
という数値から、『「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータ』というものを作ってみました。自分と気になる相手の情報を入れると、相手が自分に対して「付き合いたい」「付き合いたくない」という気持ちをどんな割合で感じている・持っているだろうか、ということを計算する「恋愛好感度 予報器」です。

 下のフォームが、その『「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータ』です。JavaScriptを使っているので、JavaScriptを有効にしておかないと動作しません。また、HeartRailsの円グラフ作成WEB APIを使用しています。

 この「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータで適当に遊んでみると、結構面白いようにも思います。しかし、こんな風に予想結果をグラフで実際に眺めてしまうと、「理系」を選びたくなくなる人が増えてしまうかも?なんて一瞬考えたりしますが、こんな結果に左右されたりはしないですよね、きっと。


あなたは :好感度を確認したい相手は




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