2010-12-01[n年前へ]
■美しい肌色を表現する画像処理技術
NEC「美しい肌色を表現する画像処理技術を開発 ~自分らしさを活かした顔画像の高画質化を、高速に実現~」
NECはこのたび、顔画像を光学的に解析することで、顔の表情や質感など自分らしさを活かしつつ、思い通りの美しい肌色を表現できる顔画像処理技術を開発しました。また、高速な計算方式を開発したことで、ケータイ、デジタルカメラ、プリンタなどの比較的演算性能の低いCPUを用いる組込み機器にも対応可能としました。
従来の顔画像処理技術では、美白などの一見美しく見える肌の色を表現することができました。しかし、鼻の陰など顔の暗い部分まで明るくなるなど、顔の立体感や質感が損なわれ、表情が失われてしまうなど、不自然な顔画像に補正されてしまうという課題がありました。
本技術は上記の課題を解決するもので、特長は以下の通りです。
1. 肌の色を光学的に解析することで、顔の立体感、艶等の質感制御を実現
顔画像における肌の色情報を、拡散反射成分(本来の肌の色)、表面反射成分(艶)、陰影(立体感)の3つの成分に分解し、それぞれを制御。本来の肌色を理想の肌色に近づけるとともに、顔の表情や質感に影響する艶と立体感は正しく保つことで、自分らしさを活かした美肌を世界で初めて実現。
2. 処理を軽くする計算手法により、組込み機器に対応
通常、顔の3次元形状を利用して計算される拡散反射成分を、顔のぼかし画像を利用することで精度良く推定する技術を開発。これを、肌の色情報の分解処理に適用することで、3次元形状を利用する場合と比べ、品質を損なうことなく約75倍の高速化を実現。比較的演算性能の低いCPUを用いる組込み機器でも高速処理(1Mピクセルあたり390ms)が可能。
2011-01-29[n年前へ]
■歯医者さんの「うがい用カップ注水器」のナゾ
歯医者さんに行くと、いつも「うがい用のカップ」に水を注ぐ機械が気になります。紙コップを置くと、うがいをするための水や液体を自動で注ぎ始め、ちょうどよいくらいの高さまでくると(これまた)自動でストップするという機械です。
昔は、コップを置く部分にスイッチが設置されていたこともあるような気もしますが、今ではそのような機械を見ることはなくなってしまいました。そこで、自動注水機構がどのように動いているのかを知りたくて、椅子に座って治療を待ちながら、コップに水を注ぐ部分を下から眺めてみました。すると、そこには穴が3つ空いていました。
もちろん、その穴の内のひとつは、注水口に違いありません。ということは、残り2つで水の量を計測しているのだろう、ということになります。ふたつの穴ということは、片方は”何かを出す”穴で、もう片方が”何かを受ける穴”という具合に思えます。
となると、まず思いつくのは光を水面に対して斜めに照射して、水の量が所定の高さになった時の水面からの鏡面光を受ける位置に光を受けるセンサを配置する、というやり方でしょうか。あるいは、超音波を出して、その反射を受けることで距離を測るというやり方でしょうか。
歯医者さんの行くのが好き、という人はほとんどいないでしょうが、そこにある「うがい用カップ注水器」を眺め、その仕組みに心惹かれてきた人は多いのではないでしょうか。あの歯医者さんの「うがい用カップ注水器」は一体どんな仕組みになっているのでしょうか?
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