2008-04-21[n年前へ]
■1軸上に並べた「サラリーウーマン体操・挨拶編」
「サラリーウーマン工学に基づいたサラリーウーマン体操(すれ違い挨拶編)」を1軸上に並べ描いてみた。「知り合いどうしの気遣い」と「自分や相手と一緒にいる人を気にする度合」という2つの相反する基準を左右の軸にして、『知り合いのサラリーウーマンたちが、すれ違うときにする挨拶』を図示してみたものである。
絵心がないせいか、一番右のサラリーウーマンは「まるでホンダ・プレゼンツの"ASIMOロボット"」のようになってしまっていることはさておいて、この「サラリーウーマンたちのコミュニケーション」を眺めていて興味深く感じたことは、すれちがう「知り合いどうしのサラリーウーマン」が何の齟齬もなく「同じレベル」の「挨拶」をしあっていたことだ。
まぁね、日本の女が多重人格になるのも無理はない。これだけ言葉をつかい分けてりゃ、どうしたってそうなるわ。男の本音と建前なんぞ、女の多重人格に比べりゃ可愛いもんよ。
「ら抜きの殺意」 永井愛作
そこから透けて見えてくる絶妙過ぎる"コンセンサス"="同意"は一体どどれほど深いものなのだろうか。
男も、経済原則によって言葉を使い分けています。上司や部下、取引先の年上や年下の相手などです。けれど、この戯曲を読むと、女性ほど大変ではないと、しみじみします。
「名セリフ!」 鴻上尚史 p.77
2008-04-28[n年前へ]
■「商品と欲望」と「優秀なセールスマンの人生の意味」
この資本主義社会に生きている限り、商品とは、他人の欲望を具体化したものです。自分が作りたいだけでは、それは商品とはなりません。それが、他人が欲望するものとなって初めて商品となるのです。
鴻上尚史「名セリフ!」文藝春秋社
…問題がひとつだけあるとすると、優秀なセールスマンほど他人の欲望をまず一番に考え続ける結果、自分の欲望がわからなくなることです。いったい、自分は何がしたいのか、自分の人生の意味は何なのか、全くわからなくなるのです。
鴻上尚史「名セリフ!」文藝春秋社
2008-05-05[n年前へ]
2008-05-07[n年前へ]
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