2003-09-01[n年前へ]
■紙 v.s. ディスプレイの読みやすさ
「PCで文章を読むとき、同じものを紙で読むよりも読みづらく感じます。これは何故なのか、詳しく説明している所はありますか?」というはてなの質問を遠く懐かしく感じて少し書いてみたので、ここにも少し書いておく。
富士ゼロックスの小清水氏らが「人間にとって読み易く、扱い易いドキュメント媒体の形態的特性に関する評価例」ということで報告した実験に次のようなものがあります。 同じ簡単な試験問題を「1.紙に印刷したもの」「2.CRT,液晶ディスプレイで表示したもの」で評価者達に解かせると、2の場合は解く時間は短かったが正答率は低い、一方1.の場合は解く時間は長かったが正答率が高い。つまり、人間は紙はじっくり読んで正しく認識するが、PCで使われるディスプレイに対しては読み飛ばす傾向がありさらに読み間違いも多い、ということです。
もちろん、報告用の実験ということもあるでしょうから、かなり「都合の良い」解釈が入っているかもしれないとは推察されます。とはいえ、それにしても面白い話です。これは、ペーパーレス化を進めようとする動きが盛んになる中で、少し落ち着いて考えてみるべき話だと思います。
「PCで使われるディスプレイに対しては読み飛ばす傾向がありさらに読み間違いも多い」可能性があるのです。
2003-10-26[n年前へ]
■OA戦隊XEROX
「大分ゼロックス株式会ISO14000取得記念ソング」なんていうのもあるOA戦隊XEROX。DCC500の歌があるなんてなぁ、「目をみはれ オイルレスEAトナー」なんて歌詞だなんてなぁ。なんだかセンスがスゴイなぁ…。
富士ゼロックスでこれを知らない人は是非一回聴いてみると面白いかも。あと、競合他社の人も。
2003-11-18[n年前へ]
■役に立たない、遊びとしての物理学
富士ゼロックスの広報誌「GRAPHICATION」の今月号が届いた。池内了の「現代科学の見方・読み方」に「役に立たない、遊びとしての物理学」のこれからの重要性が書かれていて、とても面白く読む。
この文章の最後は「ニュートリノ研究が社会の役に立つのですか?」という問いに小柴昌俊さんが言下に「役に立たない」と答えたその姿勢こそ物理学者は学ばなければならないと思う、と結ばれている。
とはいえ、「役に立たないこと」が生み出す豊かさももちろん受け入れた上で、「役に立つこと」を求める納税者が少なからずいる中である程度の予算を請求するからには…と思ったりもするが。
それはともかくこの広報誌「GRAPHICATION」は無料配布ということを考えるととてもお薦め。
2003-12-27[n年前へ]
■「日記で印刷」
hardでloxseな日々の「著作権的なモノがいくつか差し替えられているのがちょっと悲しかったり」という一文。そう、著作権的な問題で芸能人の写真は別のモデルの方の写真に差し変わっています。
そう、不思議なことに、金正日の写真は(彼自身に関しては)ノープロブレム?なのですが、芸能人の写真の使用はとてもキビシイわけです。もちろん、金正日はノープロブレム?と言っても、使用権のある写真に差し替えているわけですから、結局膨大な数の画像を作り直しています。権利関係で作り直したものだけでなく、印刷解像度の関係で作り直した画像なども多数あります。
で、実はその作業をしていた一月ほど前にふとこんなことを考えていました。
「色んなWEB日記があるけれど、それを本にするサービスは絶対に作るべきだろう」 「あなたのn年日記」や「あなたの2003年のダイアリー」なんて本を作るサービスを富士ゼロックスや大日本印刷やセブンイレブンと組んで、絶対にやるべきだー…。
となると、その時に少し気になるのが、WEB日記やBlogサービスに使われている「画像」です。WEBベースの写真だと、どうしても印刷の解像度には足りない写真が多いし、権利関係もどうにもアヤシイ写真が多いわけです。だから、将来のことを見越して、アップロードする画像は高解像度のものにして(保存して)おいた方が良いかもとか、著作権的にグレイな写真はちょっとアレしておいた方が良いかもとか、そんなことをちょうど一月ちょい前の秋の京都でふと考えてみたりしたのです。
で、もちろん本の宣伝も兼ねて…こんな表紙の画像をまた貼っておきます。紙のメディアの方が読むのは楽ですし、実は文章結構書き直してますし…。
2004-03-08[n年前へ]
■AFRAのCMメイキング
あまりに"Human beat box" AFRAの一人口ラップがスゴイので、これまでそれが何のコマーシャルかが全然判らなかった富士ゼロックスのコマーシャル。メイキングも面白いし、コマーシャルを繰り返しかけるのもまた良い。