hirax.net::Keywords::「選択」のブログ



2004-05-23[n年前へ]

ビル・アトキンソン氏講演 

 5月14日に大阪・扇町のMebic扇町で開催されたmACademia(まかでみあ)でのビル・アトキンソンの講演のようす。コンピュータ好きな人であれば、必読。

 「ダイアログの選択肢は当初"Cancel""Do It"だったが、"Do It"では"Dolt"(ドルト=まぬけ)と間違われて、ユーザが怒ってしまうので"OK"になった」なんていう話も。

2004-06-12[n年前へ]

見える範囲のFinite justice 

Jusiticeの像正義の像 「正義とjusticeの間には、大きな溝が横たわっている。

 正義の女神ジャスティスは、目隠しをしている
 予断を禁じ、公平な採決を下すためだが、けれどもその目隠しは、同時に、彼女自身の隠れみのにもなる。
 彼女は、人を平気で天秤に乗せ、平気で剣を振り下ろすことができる。彼女は自分の剣が、どんな人の命を奪うことになるのか見ないままでいられる。剣を振り下ろす以外の選択肢がないのかどうか、自分が剣を振るう資格を本当に持っているのかどうか、考えないままでいられる。

 しかし、わが国の<正義>の女神は、目隠しをしない。日本の最高裁判所にある「正義」の像は目隠しをしていない
 彼女は、誰を天秤に乗せ、誰に対して剣を振るわなければならないのか、その目をしっかり開いて、一部始終を見届けなければならない - そうする自分自身の顔を、世間に対してさらしものにしながら」  from 白倉伸一郎 「ヒーローと正義」

2004-10-07[n年前へ]

「プチ整形」@中村うさぎ 

 週刊文春の「さすらいの女王」で中村うさぎが「三ヶ月で薬の効果が切れてしまう」プチ整形について書いている。「(若さに執着し続けるか否かの)選択の自由」と「(選択に伴う)自己責任」を、三ヶ月おきに突きつけられるのがプチ整形だと言う。

「若さと引き替えに、自らの欲望の重荷を、これからも背負っていく覚悟はあって?」「もちろんよ。それが私の選んだ生き方だから」

2004-10-31[n年前へ]

B級タレントが身近にいたら 

ジェネジャン : NDO::Weblog 昨夜、つけっぱなしにしていたテレビ画面の中に、ふと気づくと近藤@はてなさんの顔が写ってる。「新階級社会」というテーマのもとに、「社長VSフリーター」でディスカッションが行われていた。

 その番組ことを書いた文章を読むと

近藤さんも撮影から帰ってきた翌日、ふかわりょうをしきりに褒めていた
四元奈生美 official websiteと書いてある。

 この文章を読んで思い出したのが週刊SPAに掲載されていた中国プロ卓球リーグに挑戦中の四元奈生美のインタビュー。彼女がプロになったきっかけが紳助・竜介の(卓球もすごく上手いという)松本竜介だという。
(松本竜介さんは)世間的なイメージはどうかわからないけど、あの人すごい人ですよ。いろいろ面白い発想力を持っているし、話もためになる話ばっかり。「(結局、最後は)自分がどうするかなんだぞ」っていうのを常に言われたんです。自分がどうするか決めた一球っていうのは、誰にも文句を言われる筋合いはないって、そういう話ばっかりするんですよ。「エッジな人々」 四元奈生美 取材/古沢 保
はてなダイアリー - jkondoの日記 個人的には(あの番組の中での)「金持ち経営者 vs フリーター」という両者が大きく違うものには見えなかった。両極端の二者というよりは、似たもの同士の中の「(現在時点での)勝ち組」「(現在時点での)負け組」に思えたりする瞬間もしばしばあったように思う。もちろん、その力強さは違うにしても。
 「雇う人」でも「雇われていない人」でもない、「雇われていることを選択している人たち」の意見を知りたいかな。あと、B級タレントと言われている人の話を聞いてみたいかも。テレビを通してではなく、直接に。

2005-01-29[n年前へ]

(16才の頃)「知っておきたかったこと」 

(16才の頃)知っておきたかったこと Shiroさんが訳された「知っておきたかったこと」を読んだ。この文章を読んで引用した人と同じように、この文章の内容をできるだけ理解しようと、自分用にメモを取り直してみた。自分が話すなら…、と咀嚼し直さないとなかなかちゃんと読むことができないから、「もし講演が実現していたら…」と考えながら「本文6枚のPowerPointのファイル(PDF版-日本語訳全文はノートとして収録-, HTML, Flash版)」に適当に変えてみる。

 それにしても、16才の頃、同じ高校一年生として同じ高校へ通っていた、つまりは同窓生のShiroさんなどを見ると、「自分は二十年の間に何もできなかったなぁ」とつくづく思う。

人生の到達点はそれまでの積分なんだから、同じアドバイスがどの時点でも有効なはずだ。 やりたいことはたくさんある。それなら、絶対後悔しないから、貪欲に、遠慮せずにやればいい
という氏の言葉を頼りに、(二十週遅れの高校一年生気分で)この講演に(頭の中で)耳を傾けてみることにしようか。



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