hirax.net::inside out::2004年01月29日

最新記事(inside out)へ  |   年と月を指定して記事を読む(クリック!)

2003年12月 を読む << 2004年1月 を読む >> 2004年2月 を読む

2004-01-29[n年前へ]

11ぴきのネコ 

 演劇に興味を持ったのは、少し前。少し、と言ってもそれは二十年近く前のこと。春休み近くの高校で、演劇部が上演していた井上ひさしの「11ぴきのネコ」を見て、とても感動したのが演劇に興味を持つきっかけだったと思う。 いつも、合唱部やブラスバンド部の音楽に負けないくらい大きく、いつも屋上から「あめんぼ赤いな…」という声を響かせていた演劇部の上演会を観に行ったのだった。

北の空の大きな星あの星の下には幸せな場所がある
そんな場所を11ぴきのネコが探しに行って…幸せな場所を見つけたその後は…、という話を見ていて、少し、いや正直に言えば、とても感動して少し泣きそうになったのだった。

 その演劇部を(次の年に)率いていたのが、今ではGaucheの作者としても有名な川合さんだった。だから、私はGaucheという文字を見るたびに、あるいはSchemeという文字を見るたびに、高校時代に校舎の中で見た「11ぴきのネコ」を思い出して、なんだか少し切なくなってしまう。Gaucheという音を聞くと、一人何処かへ旅立った「11匹目のネコ」の姿が何故か目に浮かんでしまう。

今日見た写真 

 色の混じり具合が何とも素晴らしく感じる「美しい夕暮れ」こんな景色を見たら、何を考えるのでしょうね。(睦月便り camera full of kisses)