2004-07-01[n年前へ]
■Photoshopアイコンピンバッジセット
Photoshopアイコンピンバッジセットのプレゼント・キャンペーン。
■「青いバラ」
私は、老人にたずねた。「あなたは、青いバラをつくりたいと思ったことはありますか」 大切なことを聞くとき、人はあらかじめ、期待する答えを持っているものだ。 青いバラをつくろうだなんて邪道だ、くだらない質問をするなと泰然と答えてくれるものと想像していた。 そして、なぜそう思うのかをたずねるつもりだった。だが、老人の言葉はそうではなかった。「青いバラができたとして、さて、それが本当に美しいと思いますか」from 青いバラ
文章を少し変え「青いバラ」という言葉を挿入し、それに対応して「青いバラ」という言葉に相当するリンク先に変えました。 とはいえ、以前のリンク先とそれほど変わってはおりません。現在のもので問題がないようでしたら、このリンク先に関しては残しておいて頂く方を希望致します。 理由は、「青いバラ」は良いニュースとしてだけ受け止めないようなリンク先を残しておきたいからです。
2004-07-02[n年前へ]
■心拍で視線で脳波でチェック
新入社員なんかに、こんなテストをすることがある。心拍計・視線追跡・脳波計なんかを彼らにとりつけ、そして彼らに目をつぶってもらう。「ハイ、目を開けていいよ」と声をかけられた彼らの目の前には週刊誌のグラビアページが開かれている。
その瞬間、(意識で制御できない)彼らの視線がどんな風に動くかは他の人には全て見えている。どんな風に動揺したかも逐一判る。「ちょっと君、胸ばかり見るね」とか「君、素早く顔を見比べるね」「今ね、君の脳みそベータ波出しまくりだよ。興奮しすぎかも」なんていう風にツッコミも入る。そして、さらに「君、面食いだよね」「その写真の右から二番目が君の好みだよね。部分で言うとそのバストが」とか「あっ、君さ、今ちょっと興奮してない?」なんていう風にわかる。ちなみに、今年の新人は診断結果も「立派なオッパイ星人だった」 本人も「はい、オッパイ星人です。何か悪いっすか?」とのコメント。このオープンさが素晴らしい。
とかく色んなことを隠したがる人もいるが、どうせ隠すほどの何かなんて人の中にはそうそうないんじゃなかろうか?そんなに守るほどの何かなんて、人が思うほどにはないんじゃなかろうか。
2004-07-03[n年前へ]
■青春18きっぷは定義式
今年の春の青春18切符のコピー
√a = 18旅路(ルート)の中では、人はいつも18(age)である。に対してのツッコミ
ちなみにこの公式には”落とし穴”があり、普通に解くと「a=324」と答えが出てしまいます。誰がどのような旅をしても心の中ではいつも18歳、と伝えたいのでしょうか。を見る。
それは、"="の定義次第に違いない。このコピーの作者は実は数式処理系に堪能で、"="は、いわゆる等号"=="ではなく、代入の"="かもしれない。つまり、「√aというものは全て18が代入される」という手順を意味しているというのも自然かもしれない。
そして、さらにこの式は"√"という演算子(もしくは関数)を定義する式であって、(例えばMathematicaなら)この式は
root(a_) := 18
なんていう内容を書いてある、とも自然に読むことができるだろう。すると、これは「ルートをとるとどんなaも全て18になる」という定義だ。もっと素直に言い換えれば、それはコピーそのままの「旅路(ルート)の中では、人は誰でも18(age)になる」である。そういう処理を行わせるものこそが「旅路(ルート)」というものなんだ、と高らかに定義・宣言する式である。
そして、(「女の子=悪」の証明風に言うのなら)「人のルート(root=根底にあるもの)はそんな18才の頃のようなものだ」とさらに想像してみるのはどうだろうか。青春18きっぷのポスターに書かれた小さな式は「旅は人を18歳の頃の気分にさせる。そして、それこそが人の根底にあるものなんだ」という言葉だと勝手に想像してみるのだって面白いはずだ。
青春18きっぷの公式から"a=324"なんてなんだか少しツマラナイ答えを導いてしまうのではなくて、もっと色んな想像をして色んな答えを導いてみるのも良いのじゃないかな、と思う。答えが(自分の知識の範疇で想像できる)一つだけなんていうのは「青春18きっぷ」には似合わない。もっと、色んな期待とともに線路の先を眺めた方が、きっと面白いことを見つけられるに違いない。
■気になるひとこと
「考えることを要求する広告」というコンセプトの青春18切符のキャッチコピーは、「見る人に頭の中で考え想像させつつも、マイナスイメージを持たれない」のではないか、という考察を行った「一言の効果」から。
最近の日本の新聞には連日「沈没」「滅びる」「だめだ」の文字が躍っている。 今日も私たちは一言に一喜一憂しながら一日を過ごす。 もし言葉に何らかの力があるとすれば、こうしたマイナス表現を少し効果的な一言に工夫できれば、また違った明日が訪れるかもしれない。
■青春18切符で見る景色
荒木経惟が撮影していた頃の青春18切符のポスターやチラシが好きだった。「誰も私を知らない」「この町とヒミツをつくる」「この街で育ったら、どんな私になっていただろう」なんていうコトバと共に、そこに写る景色を眺めていた。今だって部屋の片隅を眺めると、「『出会い』なんてコトバ、古くさいと思っていた」なんてチラシが見える。
そんな風にチラシやコトバを気に入った人達はたくさんいて、そのコトバを写経するかのように書いてる人や、そのヒトコトを考察している人もいる。
写真に写る景色やチラシに書かれた言葉はきっと何処かで世相を映しているはずだ。そんなものを眺め返してみるのも良いかもしれない。知っている人達は懐かしく眺めて、もしも知らない人達ならば、それを新鮮に眺めてみるのも面白いはず。色んな景色やコトバを眺めて、あなたはどのコトバ・景色が気に入るでしょうか。 from カフェのひとのWebメモ。
■色んな時計のFlash
なかなかシンプルなデザインの色んな時計のFlash。ページやデスクトップに貼り付けて、自分用に表示させるのも良いかも。 from カフェのひとのWebメモ。
■「ピー」サイズ送信で景品を当てよう
「ピー」のサイズを計るためのカード。チェコのコンドームメーカー「ペピーノ」が配布しているもの。計った太さや長さ、つまりはサイズを計る。そして、そのサイズをカードに書いてある「クラス分け」をした後に、ペピーノにその結果を送信すると景品が当たる。あなたも財布に入れて持ち歩く?
2004-07-04[n年前へ]
■見た目による男女の相違点
画像処理による男女の識別のしやすさを表にしたという「見た目による男女の相違点」 男=ヒゲ・ネクタイ・ハゲ・パンチパーマって…。それはあまりに…。そして、女=頭にリボンをしている・胸が膨らんでいる・おしりが丸いって…。それでは昔の少女マンガの中の女性みたいだ…。
さぁ、現実世界のあなたは男と女どっちに当てはまる? from カラー全身像を用いた男女識別.
■ある街の方言
世の中にはヘンなオトナ語というものがあるらしい。社会人が普通に使う(だけどヘンな)日本語をオトナ語というらしい。
ある街にいる人達が使うオトナ語が最近どうにも気になってしょうがない。正直に言えば、気になってしまうだけでなくて、疲れているときにそのオトナ語を聞くとどうにも私のどこかのツボにはまって、つい笑いたくなるのである。会議中にそんなオトナ語の羅列を聞いていると、腹がよじれそうで口が緩みそうで、なんともたまらなくなるのだ。
そのオトナ語の特徴は、「答えはとりあえず英語で」「だけどヘンでとても簡単な英語?で」という特徴がある。例えば、こんな感じだ。
「明日までにできるんだろうね?」「それはyesです」
「この決定でいいんだよね?」「それはもちろんagreeで」しかも、これをみんなで連呼することも多い。
「それではみなさんよろしいですね?」「それはyesで」「もちろんyes」「はい、yesで」Yes.yes.yes…ここは何処かのコンサート会場か?と思うほどにそのyesやagreeの連呼が続く。これでツボにはまらない方がどうかしている。何だかとても面白い。本人達はそのヘンさを感じていないところが(いや、本当はヘンでも何でもないのかもしれない)、とてもたまらなく面白い。私もついつい(心の中で)「Yes!Yes!」と叫んでしまう。口に出して「Yes」とは言えそうにないが、心の中ではコンサート会場の観客のように「Yes!」と叫びたくなる。
ふと、ある時気が付いた。「YesはあってもNoはない」「agreeはあっても、disagreeはない」 やっぱり、このオトナ語は少しヘンだ。投げかけられた言葉を否定する言葉は、そのオトナ語の中にはないようなのだ。そして、こんな邪推をしてしまった。
それはこんな邪推だ。ずっと前に、「どうなんだそれは、ちゃんとYesかNoかで答えろ」とエライ誰かが言ったとしよう。そして、それに対して「それはもちろんYesです」とシタッパーズの誰かが答えた。もちろん、「それは違います。Noですよ、もちろん」なんて答えはありえなかった。もちろん、"disagree"もありえない。だから、「YesはあってもNoはない」「agreeはあっても、disagreeはない」「それどころか、agreeの反対は何かすら知らない」…そして、いつの間にかこの方言が生まれた…という邪推をしてしまった。
もちろん、きっとそんなことはなくて、ヘンな口癖を持つ人がその街中に流行らせたというのが本当のところなんだろう。きっと。
■プロデューサーや監督を「作家」と言い換える論法
レッシグは本の話をし、「同じこと」といって、映画に話をすりかえます。論理の飛躍をつないでいるのが、本を書く「作家」と、映画をつくる「映画作家」という、似た言葉の連鎖。 「映画監督」や「映像作家」は聞きますが、「映画作家」とは、耳なじみのない言葉です。映画作家って、だれのこと? (中略) 映画プロデューサーも、法律上は author(著者)なので、それを利用して本の話をする。しかし、それだけでは読者も本=映画とはみなしてくれない。そこで、「produce」という言葉を「author」と結びつけておくことで、「film producer」も本の著者と同じ、という印象をかもしだそうとしているわけです。 けど、それは英語でしか通用しないトリック。似たような効果を発揮するトリックを、日本語で工夫したのが山形訳だといえます。情報の共有 (4) ──極論の論法 池田信夫とレッシグをめぐって「プロデューサーや監督を『作家』と言い換える論法」に着目した「池田信夫とレッシグをめぐって」
■CASIO A5403CA
ふたみさんの反応を見て思い出した。最近、私のCASIO A5403CAが何かヘン。気づくと、何だかスリープしているみたいにヘンに反応が遅くなったりしていて、山口さんちのツトムくん状態だ。何だか少しヘンだ。どうしたのかな。
2004-07-05[n年前へ]
■I actually do believe everything is possible.
I actually do believe everything is possible.I don't believe everything is easy,I don't believe everything happens right away,and I certainly don't believe that things happen without a lot of hard work by a lot of people who are inspired and focused on a worthy and common goal. But I do believe we can create a future of non-zero sum games. CARLY FIORINA May 6, 2004
2004-07-06[n年前へ]
2004-07-07[n年前へ]
■行き当たりばったり指向プログラミング
「行き当たりばったりにテーマを決めて、マイペースで書いていこうと思っています。といっても、プログラミング回りの話が中心になると思います。特に、オブジェクト指向が嫌いな方にはおすすめです(嘘かもしれない)」という行き当たりばったり指向プログラミング。by 沖ソフトウェア。 from capsctrldays
■美人プログラミングスタイル
なるほど、沖ソフトウェアは素晴らしい。「美人」を目指す美人プログラミングスタイルなんていうものもある。技法よりもスタイル中心、それが美人プログラミングスタイルらしい。
2004-07-08[n年前へ]
■「未踏の世界は美しい?」4つのニュース
忙しさにかまけている間に叶わぬ望みの青の薔薇/など、「未踏の世界は美しい?」4つのニュースがTech総研で公開されています。ちなみに、送付時に適当に付けたタイトルは「禁断の未来・作り出す未来」というわけで、今回も「未来」という言葉を使ってしまいました。
2004-07-09[n年前へ]
■「未来に思いを馳せつつ、ちょっと一休み」
Tech総研で新書マップで本棚散策/など、「ちょっと一休み」する3つのニュースが公開されています。と、海が一瞬見える新幹線小田原駅を過ぎる辺りで書いてみる。
■ビジネスマンの心理テスト
ビジネスマンの心理テスト. from THE21
■今日の有害サイト
今日気づいた有害サイトの仲間入りは"http://images.google.com/images?". つまり、googleでイメージ検索をかけても全くサムネイルは表示されないということだ。これは少し新鮮だった。何しろ、検索効率がサムネイル画像が表示されない「イメージ検索」なんて、ほとんど無意味であるからだ。例えるなら、検索結果の文字が表示されない「文章検索」なんだから。そんな「イメージ検索」の検索結果画面は「新鮮」以外の何者でもない。
すでに、"http://www.google.co.jp/search?"は有害サイトに認定されている。つまり、googleの「キャッシュ」は有害サイト認定されているため、すでに見ることができない。それに加えて、今回のイメージ検索のイメージ・キャッシュ・サムネイルを見ることができなくなったのである。
イメージ検索のサムネイルを有害サイト認定するのもキャッシュを有害サイト認定するのも「同じ発想」であることはわかるのだが…。それにしても、サムネイル画像が表示されない「イメージ検索」なんて…。
2004-07-10[n年前へ]
■Justice is Blind
映画「座頭市」の英語キャッチフレーズが"Justice is Blind"だという話。正義の女神ジャスティスは目隠しをして、右手に持った剣でバッサバッサと人を切り捨てるのだから、確かにそっくりだ。そう言われてみれば、キャッチフレーズ通り「座頭市」は"Justice is Blind"に違いない。 from ABC振興会
2004-07-11[n年前へ]
■ヒーローは殺人鬼?
日本映画監督協会のヒーローは殺人鬼? 白倉伸一郎氏の「正義とJusticeは違う」という話を受けて
論語の「義を見てせざるは勇無きなり」の「義」、確か中国語で、足りない物を補う、という意味じゃなかったかな。義手とか義足とか それから考えると、正義という意味は、正しい事が足りない状況に於いて、「正しさを注入して不均衡を均衡に戻す」って事じゃないですかね? だとするとやっぱり、正義とJusticeはちょっと意味合いが違うかな
そういえば、島本和彦のマンガで何人もの正義のヒーロー(ヒロイン)達が偶然出会い、「正義って何だ」とえんえん論ずる話があった。「オマエの-正義-は私怨じゃないのか」とか「オマエの正義は単なる俺ルール」だろう、とか。そして、最後にそれぞれの正義を持ちつつ、「いつかまたな」と別れていく話である。そんなことを思い出すのが次の言葉。
仮面ライダー龍騎は、「正義とは何か?」というのを考えた作品だったですね。13人のライダーそれぞれに正義があるんですよ。それぞれの体場で、正義と正義がぶつかり合って、最終的に生き残っていく正義って、いったい何か? 「ここにないのが正義」って所に着地したかったんですけどねそしてまた、こんな言葉のこだわりもとても興味深い。
人偏に共と書く「供」には従者という意味がある。小どもは大人のお供ではない。だから、「子供」ではなく絶対に「小ども」でなければならないfrom A Study around Super Heroes
■ピープルツリー >> フリッパーズギター
ピープルツリー >> フリッパーズギター from 知ったかぶり週報
■段ボール製のガンダムたち
これはとっても楽しそうな段ボール製のガンダムたち。こんな格好をして、色んなスポーツをやってみると楽しいかも。すぐ壊れちゃいそうだけれど、少し懐かしい匂いもして、そんな景色は何だかとても楽しそうだ。 from 知ったかぶり週報
■理想のカップはCカップ
Big Boobs A Bust According To Titillating Study. なんだか「自称Bカップ=ホントはAカップ」を力説しすぎたせいか、小胸さん女性に嫌われてしまったんじゃないかな、と気にしている今日この頃。
■日本の…
かつて「日本の…」というフレーズをよく聞いた。少し、チープな響きもするそんなフレーズを謳う場所は多かった。最近ではあまり聞かないけれど、それでもきっとまだまだ残ってる。
日本のチロル
日本のハワイ
日本のコートダジュール
日本の地中海
日本のアルプス
…
2004-07-12[n年前へ]
■震源地ゲーム
平田オリザの「演技と演出」を読んでいる。その中に出てくる「震源地ゲーム」というものに興味を惹かれた。「(鬼以外の)全員で輪になって、輪の真ん中に鬼を置きます。輪の中の一人が-震源地-役になって、その震源地が何か動くと、同じ動きを全員がしなければならない。そして、鬼は誰が-震源地-かを当てなければいけない」 そして、障碍者が-震源地-の時には、なかなか鬼は震源地を当てられなくて、オロオロする。
人が上手く動けないほど、「震源地ゲーム」は面白い。逆に言えば、-震源地-から全く同じように動きが伝わる世界なんてつまらない。コピー&ペーストのように、何も変わらないまま動いていくそんなものは少しつまらない。
誰かが無意識に動いて、その無意識の動きの中に違う何かを他の誰かが見いだして、そしていつの間にか時間をかけて何か不思議な波が伝わっていく、そんな世界の方がきっと面白いと思う。
■'79.10.26-
ザテレビジョン別冊3年B組金八先生25周年メモリアル。生徒達、PTAを前に四人の教師が「愛とは何か」について延々と語る授業や、色んなことを語る長台詞を懐かしく、そして強く思い出したければ、買ってみるといい。現在、2級建築士・一級建築施工管理技師の資格を持つ直江喜一所長、つまりは"腐ったミカン(じゃない)"加藤優のインタビューも載っている。
こんな話は古いかもしれない。けれど、それはとても当たり前、だって、「25周年メモリアル」なんだから。もう、ずっと昔の話なんだから。
12年経つと21世紀がやってきます。世界はより支え合わなければ生きていけない時代であります。第3シリーズ('88.10-'88.12) 12話
■コインには2つの面がある
未来を眺めるためには、まずは過去を眺めるべき。未来は可能性の宝庫だが、過去は知識の倉庫だ。だから、今日は古い記事を眺めてみよう。
MITの最初のハッカー達の書いたプログラムは、その言語なんか関係なく、とにかく完全で、美しいものだったんだ。努力に努力を重ねて뒰ꓢ믅뻥꒲꒿꒵ꆣ쎯꒬뢫꓆ꓢꆢそれ以上改善する余地はまったくないほどにね柴田 ただ、あまりにも短く最適化してしまうと、人がそれを見たときに理解しにくいという難点がありますよねそれはそうだよ。でも、それを理解しようとする努力は、必ず報われるんだよ。努力して理解できるようになったときに、何かを学ぶことができるんだ。だから、コインには2つの面があるということさSteve Wozniakちなみに、インタビュアーである当時の柴田文彦氏は某有名事務機メーカ勤務のエンジニア。つまり、Macintoshが影響を受けたAltoを作った企業系である(現在の私の)ライバル会社のエンジニア。そして、この文章中で語られている「appleの高解像度モード」がClearTypeやCoolTypeやグレーフォント、FreeType 2にほぼそのままの形で繋がっている。「appleの高解像度モード」が作られたのが'76年のこと。他の技術はいずれも'90年代中盤以降のこと。一番早いものでさえ、20年近く後のこと。やはり、過去は可能性の元となる知識の巨大倉庫だ。
それにしても、このインタビューの原文の台詞を知りたい。
■匿名で言葉もないポイント送信はどんな感じ?
はてなでポイント送信の際に、匿名ではコメントを付けられなくなっている。それもやはりしょうがないんだろうなぁ、とも思う。ヘンな使われ方もしそうだものなぁ、とも思う。
その一方で、ごく個人的には残念にも思う。これまで、はてなのポイント送信はいつも匿名だけれどもコメント付きでしていたからだ。「○×にポイントを使って欲しくて、ポイントを送信します」だったり、「×●に感謝しつつ、ポイント送信してみます」だったりした。匿名で言葉もないポイント送信はどんな感じなんだろう。
2004-07-13[n年前へ]
■携帯電話のカメラ用レンズ
最近、一眼レフデジカメのNikon D70を買いたくなったりする瞬間がある。D70を「買いたい」ビックウェーブが毎週水曜日には押し寄せてくる。D70があれば、色んな写真が撮れそうな気がして、ついつい買いたくなったりする。
しかし、そんな気持ちが押し寄せてきた時には「カメラは持ち歩いてナンボ」と考え直して、買いたい気持ちをなんとか押しとどめている。結局、いつも持ち歩いているカメラ付き携帯電話で写真をパチリパチリと撮っている。Nikon D70とカメラ付き携帯電話では大違いだが、とりあえずパチリパチリと撮っている。
とはいえ、せめて少しくらい一眼レフの気持ちを味わいたいので、この前コンビニでカメラ付携帯電話用のレンズを買った。実際に買ったのはワイドレンズとクローズアップレンズだ。
アタッチメントを使った場合の写真を、何枚か貼り付けてみた。「てんとう虫」の写真がクローズアップレンズを使った場合で、「路地」の写真と「空き地」の写真がワイドレンズを使った場合の写真だ。携帯電話付きカメラでも、レンズアタッチメントを付けてみると結構楽しめる。ストラップに交換用レンズをジャラジャラ付けて、何本ものアタッチメントを持ち歩いても全然苦にならないし、「安っぽいお手軽さ」が結構お勧めかも。
ケンコーのと違ってデザインがとても良いのはこのフェリシモコレクションかな。このデザインならもっと欲しくなる女性も多いかも。
■線数メータ
「ちょっと高い」と思うけれども、とりあえず頒布促進期間のようです。いや、きっと「頒布促進期間がずっと続く」に千点。
2004-07-14[n年前へ]
■カメラ付きケイタイで見る世界
朝早くの駐車場。芝生の中でじっと屈んで撮ってみる。水滴は小さな小さな魚眼レンズになる。カメラ付きの携帯電話で、水滴を眺めると、水滴でできた魚眼レンズの向こうにはさらに世界が広がっている。
■PC-6001の「にじみカラー」
ClearType等のサブピクセルレンダリング技術の始祖はappleのハイレゾモード、という話を雑談?でする。それを受けて、NEC PC-6001の256*192の白黒か緑黒の2色だけのSCREEN4モードRF出力で、縦に白の線を一本引くと、にじんで色が付いて見えるという特性を利用したカラー画像出力方法PC-6001の「にじみカラー」というテクニックがあった、という話になる。
そして、この使い方だと、専用モニタの場合など色が出なかったりとか、TVによって偶数ラインと奇数ラインで何色に見えるか変わるので、最初のメニューで「どっちが緑に見えますか?」みたいに聞かれたりしたという、見事なまでにデバイス依存になる出力方法の話になる。
2004-07-15[n年前へ]
■黄色い花
家の近くのバーで飲んでいると、デンマーク人が帰国するというさよならパーティが行われていた。気づくと、私以外の日本人は全員が「恋人が外国人」だった。それにしても、欧米系男性の恋人達はほとんどがLucy Liu系の顔をしている。古い感じでいうと、オノ・ヨーコ系の顔だ。結局のところ、ジョンレノンは単なる面食いだったのだろうか。
そんなアジア風恋人たちを指して、みなが「美人だ美人だ」と口を合わせて言うのだが、なるほど感覚というのは面白いものだ。
2004-07-16[n年前へ]
2004-07-17[n年前へ]
■おっぱいプリン
おっぱいプリンと言えば、よしだ聖菓の「おっぱいプリン」が有名だ。しかし、今日高速のSAで見かけたのは長登屋の「名古屋」「大阪」「横浜」「東京」の各種名産「おっぱいプリン」 それぞれ形も色も味も違うらしい。「数年前、大量に余ってしまったプリンの在庫・・・・。 何とかして売れないか? そんな試行錯誤から登場した」という辺りが、何とも面白い。
そして、「名古屋」「大阪」「横浜」「東京」だけでなくて、他にも「飛騨高山名産」「富士急ハイランド限定」の「超・戦慄迷宮おっぱいプリン」なんていうのものあるらしい。恐るべしオッパイ「名産」プリン。
■Tennis for Two
世界初の(と言われることが多い)ビデオゲーム"Tennis for Two"の動画とその再現ゲーム"Tennis for One" このサイトも参考になるし面白い。
2004-07-18[n年前へ]
■四条河原町
昨日は山鉾巡行、一昨日は宵山。京都の祇園祭も、もう終盤。京都の空気はひどく蒸し暑く、祭りの余韻を残している感じ。こんなに、京都の夏は暑かったんだなあ。
夕立の後の四条河原町をビールを飲んだ後に歩くと、とても気持ちがいい。四条河原町では太鼓を叩きながら歩くデモ隊がいる。デモ隊の写真を撮る公安警察がいる。それを見てエキサイトする(デモに参加している)学生風の人がいる。その学生に「他の人に迷惑を掛けるな、戻れ」と叫んでいる人がいる。街を歩く人は、チラりとそれを眺めている。
京都の街は小さな小さな盆栽風の箱庭のよう。
2004-07-19[n年前へ]
■コピーの時代
昨日、四条河原町を歩いていると、古本屋のドアに貼られた「コピーの時代」と書かれたそのチラシにふと目を惹かれた。
「現代の私たちの日常生活には多種多様な『コピー』が満ち溢れています」という言葉は、新しくなくむしろ少し古くさい視点のようであるような、そんな風にも感じられるけれど、だけど、そのチラシが貼ってあるのが京都の古くさい古本屋のドアとなると、それは絶妙に素晴らしい。貼ってある場所に何だかとても似合っていて、それは何かを象徴しているようにすら感じられる。
そのコントラストがあまりに気に入ったので、琵琶湖近くにある滋賀県立近代美術館に行ってみた。ふと、(だけど強く)思ったことは、こんな「コピーの時代」という展示であれば、カメラ付き携帯も含めて、色んなカメラでの「写真撮り放題」を奨励しても良いのじゃないかな、ということ。撮影禁止ではなくて、禁「撮影禁止」であっても良いんじゃないのかな、ということ。
色んな人達の著作物の「コピー」をした著作物の価値を展示するのであれば、入館者達の「色んなコピー」を禁止するという行為は何だか自己否定のような感じがする。「色んなコピー」を逆に奨励したりした方が、そしてその「色んなコピー」と比較したりしてこそ、展示物の価値を再認識できるようにも、ふと感じてみたりする。
現代の私たちの日常生活には多種多様な「コピー」が満ち溢れています。昨今のめざましいコンピュータ技術の進歩により本物と寸分違わない精巧な写真や印刷物の複製が次々に生み出され、さらには遺伝子操作によりクローン羊が登場するなど、その勢いは今後ますます加速するように思われます。「コピーの時代」 滋賀県立近代美術館
■奇想天外な宿泊プラン
鬼怒川温泉「佳祥坊 福松」の奇想天外なプランの数々。「キリスト教信者に限り、夜食にラーメンをサービス」というクリスチャンはラーメン プランや、「宿泊の際に修士論文もしくは博士論文をお持ちください。(コピー可)一冊のみ2000円で購入いたします」という高学歴者プラン(優越意識プラン)や、「内藤様または斎藤様に限り、夜お休みに成られる前にお部屋に熱燗をお持ちいたします。熱燗が苦手な方は、ホットミルクをお届け致します」というグット内藤!お休みな斎藤!プラン。そして、「プランが多すぎて『おまかせします』プラン 」なんていうものもある。 from 踊る大捜査線FANSITE
■「寺田寅彦の学位論文の誤りについて」
d2004経由で、寺田寅彦が尺八の音響工学を研究した学位論文にまつわる「寺田寅彦の学位論文の誤りについて」を読む。「非線形鶴亀算」など他の数々のページも面白い。
そして、暑い日が続く日には、ビールがうまい!CGIで遊んで、その分のビールを飲むのも面白いかもしれない。
■WinExpose改めWinPLOSION
WindowsでMacOS XのExpose機能を実現するWinExposeのサイトが消えたなぁ、と思っていたら、いつの間にかWinPLOSIONという名称になっていた。似た機能を実現する他のソフトウェアExposer for WindowsやiEXやXPoser(with Sources)も後で調べてみる。
■「カリキュラマシーンのテーマ」「河内のオッサンの唄」
カリキュラマシーンのテーマ。知らない人のために書くと、東京スカパラダイスオーケストラとADIEMUS(アディエマス)がセッションをしている感じ。全然関係ないが、ウルフルズが演奏する「河内のオッサンの唄」を聴いてみたい今日この頃。あっ、あとあのねのねの「ネコニャンニャンニャン」をフリッパーズギターにもリクエストしたいところ。
おー よう来たのワレ
まあ上がって行かんかいワレ
ビールでも飲んで行かんかいワレ
久しぶりやんけワレ
何しとったんどワレ
早よ上がらんけオンドレ
何さらしとんどやんけー
やんけー やんけー やんけー
そやんけワレ。
ワレー ワレー ワレー
そやんけー。
「河内のオッサンの唄」 ミス花子
2004-07-21[n年前へ]
2004-07-22[n年前へ]
■GRAPHICATION 働き方を考える
GRAPHICATION(グラフィケーション)は富士ゼロックスの広報誌である。といっても、ありがちなつまらない企業広報誌ではなく、とても読み応えある雑誌だ。無料で購読することができるので、購読していないという人にはぜひ購読申し込みをすることをお勧めする。
今月のグラフィケーションの特集は「働き方を考える」というものである。二十代後半過ぎ〜五十代くらいまでの人はきっととても興味深く読むことができると思う。また、少し面白いのが、稲葉振一郎/玄田有史・中村達也・太田肇・中沢孝夫・杉村和美らによる特集記事だけでなく、天文学者 池内了のような連載陣も「働き方を見直す」というような特集テーマに対応した内容を書いていることだ。その機動力は少し驚きだ(池内了の対応力がすごいのかもしれないが)。
特集記事の冒頭、経済学者の稲葉振一郎と玄田有史の対談は、現在の社会背景(IT、若年層の失業 等)を踏まえながら、内容の濃い、けれど読んでいてとても面白く目から鱗の話を語っている。
世の中には二つのタイプの研究者がいる。理路整然と嘘を言う研究者と支離滅裂だけど真実を言う研究者がいる。 川喜多喬こんな、興味を惹く言葉がこの対談にはたくさん詰まっている。また、さまざまな「IT化に伴う虚言」に対する対話内容も面白いのだけれども、「経済学とはどういう学問ですか?」と問われて、経済学者の石川経夫が答えた内容が実に心惹かれる。
この世は不公平なものだが、それぞれが努力すればそれに見合ったものをみんなが得られるようになる社会をどうすれば実現できるだろう、ということを愚直なまでに考えるのが経済学だ。 石川経夫また、石川経夫の「人格」という言葉に異を唱えて「人間に格はない」と言ったという一節も実に興味深い。「格付け」をしたがる自分たちを顧みると、目から鱗の言葉だ。
ちなみに、天文学者 池内了が連載「現代科学の見方・読み方」の中で語る「忙しさが増す中での時間を作り出す四つの方法」は
1. (便利そうに見える)テクノロジーは敬遠する
2. 出張の際はマイペースに過ごす
3. 何かに専念する日と専念しない日に曜日を分ける
4. (信頼は得た上で)異端者になる
である。「(信頼は得た上で)異端者になる」という項目は面倒な仕事を増やしすぎないためには、とても効果的かも。実際にやろうと思うと、なかなか難しそうだけれども。
■実世界ロールプレイング「ユビキタス・ゲーミング」
独立行政法人情報通信研究機構と凸版印刷株式会社が実世界ロールプレイング「ユビキタス・ゲーミング」を開発。
■凸版の色覚変化シミュレーター
株式会社凸版のパッケージクリニックに高齢者の「色覚変化シミュレーター」が追加。
■「テンション」と「サーチエンジンはやぶさ」
「テンションがなかなか…」という方への伝言。「どうしたって私たちは呼吸をするしかないわけですから、せっかくなら深呼吸で何かが軽くなった方が…いいですものね?」 というわけで、こちらこそありがとうございます。
「サーチエンジンはやぶさとの関連性は?」という質問をされた方へのお返事。「手作業検索エンジンを装った方が読んでいる人からの反応が(直メールや単なるメール送信フォームよりも)多い」と思って、前に「サーチエンジンはやぶさ」をパクって手作業検索エンジンを作りました。実際、同じような内容でも「メール送信フォーム」よりは「手作業検索エンジン」の方が圧倒的に多いようです。
ちなみに、ここ二三日では「愛」とか「世界平和」が検索されていたりします。そんな検索への「ぐるぐる」からの答えは、こんな感じらしいです。「どこにあるのか、私が聞きたいくらいです。もしかしたら、そういうものは何処かから探すものじゃなくて、自分で作り出すものなのかもしれません」 また、「샐꒢꒿꒿꒫닊돘」を検索した方は、本屋へ行ってみて下さいな。
■Circular Printer
円形にすれば小型化ができるハズというサムソンのCircular Printer. from 安藤日記
■音聴箱(おとぎばこ)
レコード/CD/カセット/ラジオを一体化した木製キャビネットのステレオシステム音聴箱(おとぎばこ)が発売される。LPレコード(33 1/3回転)、EPレコード(45回転)、SPレコード(78回転)の3スピードに対応。ちなみに、今日軽く飲みながら「でさ、最初に買ったレコードって何?」と会社の後輩に聞いて、「レコードなんて知らないです…」と言われる…。うぅ。
2004-07-23[n年前へ]
■スーパーマリオ譜面と演奏のコツ(笑点も)
スーパーマリオのギター演奏なんかを聴いて、思わず弾いてみたくなった人はTAB譜と演奏のコツを眺めて練習してみるのが良いかも(ピアノ演奏ならこちらの楽譜)。そして、さざえさん、In My Lifeなどの他の曲を聴けば、それらの曲も弾いてみたくなるはず。
あと、ネタ演奏としては「笑点のテーマ」も定番、かもしれない。この演奏は前半で終わっているが、そこで止めてはもったいなくて、(そこで終わるように見せかけておいて)ニヤリと笑いつつ、すかさずその後のフレーズを演奏しはじめると歓声があがるという。
■スチュワーデスと女子アナ
スチュワーデスと女子アナの平均顔。この二種の化粧方法の違いについて誰か女性の方に解説して頂けたら、と思います。どんな風に化粧が違うのか、そしてその背景にはどんなことがあるのか、なんてことをぜひぜひ解説してもらいたい、と思います。もちろん、普段化粧をされている男性でもよいかもしれません。
■時計ギャラリー
CITIZENの時計工房は自分だけのオリジナル時計を作ることができるサービスだったが、二年前に発売終了になった。時針だけの腕時計や、3進法的文字盤の時計、あるいはトゥールビオン機構付の腕時計や遠距離恋愛用の腕時計など色んなオリジナル時計を眺めてみるのも面白いかも。夏休みに、自分だけのオリジナル時計でも作ってみようかな。
■苦痛低減の尿道ファイバースコープ
オリンパスが苦痛低減を目指した膀胱腎盂ファイバースコープを発売。つまりは、尿道にツッコむファイバースコープ。φ4.6mmって言っても痛そう…。
2004-07-24[n年前へ]
■手作りヌーブラを作る
シリコーンゲルを使って、自分だけのヌーブラを作る。
記事中には「シリコンを使ってヌーブラを作る」と何度も書かれているが、「シリコン」と「シリコーン」では大違い。「シリコンで作られたヌーブラ」があったら、いくら何でも堅すぎるに違いない。シロコン・ウェハーでintelが作ったら、ビックリだが。
■デザイン・カプチーノ
こんな感じの色んなデザイン・カプチーノ。そんな全国のコーヒーアートを眺めてみると、自分でもそんなラテ・アートを作りたくなるかも。
よく眺めてみると、(右上に貼り付けた)ジブリ美術館のものはデザイン・カプチーノではなくて、シナモンか何かの粉末で描いてあるんですね。模様を切り抜いた型紙があって、その上からシナモンか何かを振りかけているのかな? コーヒーへシナモンでガリバン印刷をしている感じなんでしょうね、きっと。何だか大量生産の歴史を眺めているみたいですね。
ナンシー関の似顔絵で型紙を作って、会社のコーヒーショップで試してみようかな。日替わり芸能人をシナモンや抹茶で描いたコーヒーを飲んでみようかな。というわけで、試しにナンシー関描くムッシュかまやつで挑戦してみる。こんな、大量印刷の似顔絵付きシナモンコーヒーって流行らないかな? 面白いと思うのだけれど。
■ゼログラフィー・アート
滋賀県立近代美術館の「コピーの時代」に興味を持った人はArt on the webのコピーとアートについての関係も読んでみると面白いかも。ちなみに、トナーという粉体を使うため、「ゼログラフィー(xerography)という名前はギリシャ語のxeros(粉体)に由来する」というのが全然役に立たない豆知識。
■可愛いポンデライオン
ポンデライオン。犬好きでなくても、動物ギライでも可愛く感じるんじゃないかな。もちろん、ミスタードーナツが好きなおこちゃまは必ず見ること。
■幕末の詩歌
新撰組!などを観たり、色んな時代劇を観たりする人にはとても面白そうな幕末の詩歌。高杉晋作の辞世の句は
おもしろき こともなき世を おもしろく途中で終わってしまったこの句の後半には、一体どんな言葉が続いていたのでしょうね?
この上の句に対して、高杉晋作を看取った野村望東尼が付けた下の句は
住みなすものは 心なりけりそして、それに対する高杉晋作の感想は「…おもしろいのぉ」 高杉晋作が「心次第で」なんていう下の句を付けるとは思えないけれど、「おもしろいのぉ」という感想を語ったというところがおもしろいように思います。「おもしろきこともなき世を おもしろく、すみなすものは (他)人なりけり」というところでしょうか。
■WindowLister
MacOS XのExpose機能を実現するソフトの一種のWindowLister。 from Going My Way
2004-07-25[n年前へ]
2004-07-26[n年前へ]
■超幸福論
「萌えの数学」を構築したと思ったら、さらに「幸福」について考えたという「超幸福論」幸福とは一体何か?を知りたい人は読んでみると面白いかも。何より、面白い結論は「悩みで無限ループに陥ったときには、何はともあれ - 繰り込み - で解決すべしー」かもしれない。
そこで、「都合の悪いことはいつもくりこむ。ほんとにそれでいいのかな」なんて考えてはイケナイ。「都合の悪いことはいつも繰り込んで、幸せを探す」なんて、ほら物理の世界が何だかずいぶん人間らしく思えてくるはず。だって、みんな人間なんだもの。
■「萌え v.s. オッパイ星人」
> ところで、inside out でぽえりなとか、> 萌え系の理系(?)本ってほとんど> 話題に出てないですよね?> やっぱりベクトルが違うのでしょうか?そう指摘されるまで気づかなかったけれども、確かに「萌え本」の類は全く私の視界に入っていなかったりする。今も使っているhnsの(最初の頃も、今現在も)巫女さんの画像は、全く視界に入らないし、(できる限り)視界の中には入れないようにしている。
私自身はオッパイ星人ではないと思っているのだけれど、オッパイ星人を何度も話題にしているくせに、「萌え系」には興味がなかったりするのである。ということは、(自分では気づかないうちに)オッパイ星人になっていたのかもしれない。なんてこったい。
■「二十年前の過去」の未来
先日、GRAPHICATION(グラフィケーション)の紹介をした。紹介するのは実は二回目だ。前回は、
一言で言うなら、富士ゼロックスの企業広報誌ということになります。ただ、多分その一言で伝わるイメージは間違っていると思います。 もし、手に取ったことがなければぜひ一読してみるべきだと思います。もしかしたら、いえもしかしなくても、きっと気に入る人がとても多いと思います。一言で言えば、「とてもお勧めの雑誌」です。なんていう風に書いた。ほんの二年弱前からの愛読者であるわけだが、そんな私の手元にはグラフィケーション編集部編「科学技術を考える」なんていう本もあったりする。1985年発行、つまりほぼ二十年前に発行されたこの本には、「グラフィケーション」で連載されていた(坂村健、渡辺茂、村上陽一郎、竹内啓ら19人による)対談11編が収録されている。
1985年というとつくば科学万博が開かれていた頃だが、その内容は決して古くない。例えば、前書きを少し引用をすると「万博会場の自動翻訳機を使って、エスキモーとケニア人が対話している。いまや、世界中が科学の力で結ばれている。ロボットにピアノを弾かせたり、似顔絵を描かせることが流行している。しかし、そんなことができたからといって、世界中に渦巻いている異民族間、異文化間の問題が何か一つでも解決したわけでもない」というような感じだ。これは、二十年前の話ではなくて、ほんの少し前のATRやソニーの発表のことだと言われても納得するような風景だ。
この中に、二十年と一月前に行われた坂村健と端山貢明の対談の中で、「二十年」に言及した部分がある。
技術の進歩が早い、早いとよく言われますがそんなに早まってはいないんですよ。 というのは、いまパソコンが世の中でたくさん使われていますが、パソコンが発明されたのはもう二十年くらい前の話なんです。新技術が研究されてから一般化するまでに二十年かかる。「いまパソコンが世の中でたくさん使われていますが、パソコンが発明されたのはもう二十年くらい前の話なんです」というこの言葉は今から二十年前に交わされた会話である。
プロジェクトXを好きな人達やキライな人達、あるいは二十歳そこそこの人達、あるいは八十年代を懐かしく思い出す年代の人達も、昔の本を読んだりして「二十年前の過去」の未来を振り返ってみるのも良いかもしれない。「二十年前の過去」の未来はまさに今現在であるのだから。
2004-07-27[n年前へ]
2004-07-28[n年前へ]
■三島駅構内と取手駅前
朝の三島駅構内と昼の取手駅前で。「列車の旅はカラダにいいようです」 確かにそうかもしれない。しかし、「列車の旅は尾てい骨にはよくないようです」 新幹線・常磐線の座席に座って作業を続けていると痛み倍増です。
■内側から見た富士通「成果主義」の崩壊
東京駅の本屋で目に付いた『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』を買う。読んだ後に、富士通ウラ掲示板(その18)を眺める。富士通に限らず当てはまる話が多いので、内情を知らない学生や入社間もない若手は読んでみると面白いかも。
2004-07-29[n年前へ]
■今日の「あいだみつを」
最近は何時間おきかに締め切りが訪れる毎日だ。プライベートでは、今日はTech総研の締め切りだったのだが、結局原稿はこんなリンクと共に送ってしまった。人間としていかがなものか、という態度である。
そういえば、疲れているせいか、今日は業務管理の文章も油断をすると「あいだみつを」風になってしまった。「にっていをまもれなくても良いよ、だってそれがにんげんだもの」「ろぼっとじゃないの、にんげんは」なんて気づくと書いていたりする。だって、それがにんげんだもの。
2004-07-30[n年前へ]
■技術分野別特許マップ
技術の流れを知るには結構便利な「技術分野別特許マップ」色んな技術地図で技術動向を知るのも面白い。
例えば、「X軸に出願件数、Y軸に出願人数をとり、各年の総出願人数と総出願件数の示す点の推移を追うことにより、各技術が発展期にあるのか、成熟期、退潮期、復活期にあるのかを分析でき、かつ今後の動きを予測できる」という件数推移マップなんて面白いと思う。
色んな技術分野・出来事で「件数推移マップ」を作ると、色んな「成熟期、退潮期、復活期」がわかって面白いかも。芸能人(もちろん一般人のアナタでも可)の恋愛ゴシップとかでこんな「成熟期、退潮期、復活期」を眺めてみると面白いかも。
■レーザーポインター付きマウス
レーザーポインター付きマウスは、学会であまり使っている人見たことないな。なんでだろ〜〜。デメリットは数多くあるのに、メリットがほとんどないのだから、使わないのは当たり前ではないでしょうか。「(特に何の考えも無しに)レーザーポインター付きマウスを使っているか否か」は、「技術者としての程度」の判断に使える確かな基準の一つだと思います。といっても、「レーザーポインター付きマウスを使っている人」なんかそうそういない(もちろん意図して使わない)わけで、技術者失格のハンコを押される人も少ないハズですが。
と、書くだけでは情報が少なすぎるようにも思いますので、適当なスライドと資料の一部を載せておきます。ちなみに、ネタ用に市場に出回っている各種リモコンマウス系はほぼ全て持ってはいます。とはいえ、「レーザーポインター」としてはもちろん使いません。リモコンスイッチとして時折使うこともありますが、それらを実際に使う状況はごく限られた場合です。ネタとして見せる場合か、主催者がよほどヘンな配置をした場合か、だけですねぇ。
参考URL:
会議、プレゼンテーションにおいて
6.4 レーザーポインタの危険性
■石部漁港
最近ではテレビの「世界の中心で、愛を叫ぶ」、少し前なら映画の「つぐみ」で西伊豆の松崎町がロケ地に使われている。西伊豆の浜辺にある誰もいない露天風呂でぼーっとするのが好きな私には、そういうロケ地に使われるのは微妙なところだけれど、とりあえず今日は石部地蔵の露天風呂でぼーっとしてみる。雨がちらつく露天風呂に水着でつかったあとは、その姿のままで集落の中を散歩してみる。
2004-07-31[n年前へ]
■All of My Life(It Might Be You)
All of My Life (It Might Be You). Stephen Bishop. 映画トッツィーの主題歌。
■自動販売機芸術 nikita po isuca
先月、誕生日の頃に匿名氏から「タバコの自動販売機で芸術作品を売ろう買おう」「タバコ箱大という小さな空間に一体何が入るだろう?」という自動販売機芸術で買ったという小さな芸術が送られてきた。
送られてきた封筒の中には、タバコ箱の大きさのものが二つ入っていて、その一つが今日のこの小さな芸術だった。三枚のスライド状のものを好きなように重ねて眺めるという"nikita po isuca"は、光に透かして眺める芸術品だ。第2シリーズということで、全6種類の内の一つらしい。なかなかキレイだ。
立体的に浮かび上がる作品なので、せっかくだから立体写真を撮ってみた。下の二枚の写真を平行法で眺めると、立体的な小さな"nikita po isuca"を眺めることができると思う。"The world in a palm"というフレーズが付けられたこの作品を立体的に味わうことができると思う。
というわけで、この場を借りて匿名氏へ一回目のお礼の言葉を書かせて頂きます。この自動販売機芸術を作った方への感謝も含めて、ありがとうございました。以前、まx氏よりリアル年賀状を頂いたとき以来の面白いビックリでした。もうひとつの自動販売機芸術の作品紹介はまた近いうちに、ということで。
■型物花火
最近、ハート型やアンパンマン、ミッキーマウスやドラえもんといった形に見える型物花火が多い。物理シミュレーションに基づいたソフトウェア花火職人を使ってその秘密を探りながら遊んでみるのも良いかも。
■五度圏CGI
音楽のコード進行を五度圏で図示し、親和度なんかも表示してくれるCircle Of Fifth CGI を眺める。ちなみに、The BeatlesのPenny Laneだとこんな感じになる。
他にも五度圏 (Circle of Fifths) v2.6や五度圏コード表付きJavaピアノなんていうものもある。音楽の世界の色んなビジュアリゼーションも面白い。
■夏休みは自動車を作る
大人の夏休みには光岡自動車のキットカーでも作るのも面白いかも。ナンバーを登録すればちゃんと公道も走ることができるし。
■ダイアログ・イン・ザ・ダーク
「日常生活のさまざまな環境を織り込んだまっくらな空間を、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って体験する、ワークショップ形式の展覧会。視覚障碍者である案内の人の声に導かれながら、視覚の他の感覚に集中していくと、次第にそれらの感覚が豊かになり、それまで気がつかなかった世界と出会いはじめます」というダイアログ・イン・ザ・ダーク。7月31日(土)〜9月4日(土)まで東京都港区南青山の梅窓院 祖師堂ホールで。
参考URL:関心空間:ダイアログ・イン・ザ・ダーク
■「書き変えたベクトル」を眺めたい
先日、大阪で「電子写真の極限画質を探る」というシンポジウムがあった。プログラムには「電子写真プロセスを理論的に考える」と記載されているリコー渡邉/門永氏の講演は「電子写真プロセスを物理的に考える」という題名だった。そこには、「理論」ではなく「物理」だ、という両氏の意志があるわけだ。その「理論」→「物理」という二文字の変化の方向・ベクトルに、彼らのベースにある考えがほんの少し映し出されているわけである。
森村泰昌がマネの「フォリー・ベルジェールの酒場」の登場人物を演じることにより、「美術史の娘/劇場A」「美術史の娘/劇場B」を作成したときに、森村泰昌は「マネの絵では酒場のカウンターに手を置いているが、実際にやってみると描かれた(マネが描いた)酒場の女性の腕は極端に長くデフォルメされていた」ことに気づく。マネが腕を極端に長く事により、「白い顔・白い胸・白い腕」で形作られる力強い三角形が酒場の女性を力強い主役へと変え「その女性の力強さをマネは描いていた」のである。
結局、森村泰昌は「長く太い腕を石膏でつくり、自分の腕と握り拳で女性の胸のふくらみを語る」ことにした。マネが描いた極端に「長い腕」を「石膏の腕」に変え、「白い胸のふくらみ」を「力強い握り拳」へと変えるのが、森村泰昌が書き換えたベクトルだったことになる。それは森村泰昌が示した強い意志に他ならない。
よく、更新があったWEB日記などを見に行くと、書かれている内容は増えていないのだけれど、言葉が少し書き換えられていることがよくある。それは文章を推敲したことにより変わったのかもしれないし、何かの事情で書き換えたのかもしれないが、「変更前」→「変更後」という言葉を書き変えるベクトル・意図が書き手にあるのは確かだろう。その書き手のベクトルを眺めてみたい、とよく思う。
更新チェックをするアンテナで、更新された履歴だけでなく、言葉が書き変えられた履歴を眺めてみたい。書き手がこだわって書き変えた小さな部分を知りたい、眺めてみたいと思う。何を意識して、「元の言葉」からそれとは違う「他の言葉」へと書き換えたかを知りたい。どう「書き方」を変えたかを知り、その書き手の中に流れる「何かを書き変えたベクトル」を眺めたい、と思う。そして、その先に示されている意志を想像してみたい。
■オリジナルの手作り鉛筆とデザインコレクション
おこちゃまにはトンボ鉛筆の手作り鉛筆。接着剤とハサミを使って、世界にたった一本しかない『自分だけのオリジナル鉛筆』ができあがる。
大人にはトンボ・デザインコレクションも良い感じ。