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2009-08-25[n年前へ]

「ナナ」と「ハチ」という分身の物語 

 小倉千加子と中村うさぎの「幸福論 」から。矢沢あいのマンガ「NANA 」に関する、中村うさぎの鋭い言葉の羅列。

 私は、あの作品が若い女の子に支持される理由がわかる。だって、自分のことを本当にわかってくれて、ずっと一緒にいたいのは恋愛相手じゃないって、皆思っている。
 私はあれを「分身」の物語だと思いました。
 そして、自分のことをすごくわかってくれるというのは、自分の分身なわけですよ。違う生き方ができる分身ね。

2010-01-25[n年前へ]

義理固い人というのは、依存心の強い人なんです 

 小倉千加子と中村うさぎの「幸福論 」から。

 依存というのは甘えであり、義理固さの別名なんです。義理固い人というのは、依存心の強い人なんですね。

 素直に読める対談は、つまらない。真剣勝負の対談は、事前調和的なヤラセの対談よりも、一見するに噛み合わないのが本当ではなかろうか。本書は、少なくとも、事前調和的ではない。

2010-01-28[n年前へ]

もし、それが明日でもかまわないのなら、なにも今日する必要はない 

 小倉千加子と中村うさぎの「幸福論 」の中村うさぎの言葉から。

 (そうしたら、先生は)「明日できることは、なにも今日する必要はない」
「もし、それが明日でもかまわないのなら、今日一日生きてみればいい。そう思って、少なくとも三日間生きてみなさい」と言われたんです。
 いままで、私はそれで生きてき続けてきた、みたいなところがあるんですね。



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