2007-07-05[n年前へ]
■「制御」と「物語」 ![](http://d.hatena.ne.jp/images/b_entry.gif)
制御工学の教科書のページをめくれば、どんなに少なく見積もっても、ページの半分ほどがフィードバック制御に関することに費やされている。
フィードバック制御、それを実に大雑把に言うならば、「現在の状態に応じて"足りないもの"を補う」「"不安定なもの"を"安定"にする」制御だ。つまり、不安定性になっていまうものを回復し、安定にさせること、である。乱暴に言ってしまえば、世の中に満ちあふれている制御は、全部そんなものに見える。
物語の基本パターンは、怪物退治と聖杯探求です。怪物は外側からこの世界を脅かすものです。英雄はその怪物を退治して、世界の秩序を回復します。一方、聖杯探求では、世界の秩序の中心が不意に消失し、世界が迷宮化してしまいます。英雄はその消失したものを探し出すことで世界の秩序を回復することになります。「文学を科学する
「文学を科学する」 P.76 3.5 小説はいかに語るか
![](http://ec2.images-amazon.com/images/I/510F91GT1PL._SL500_AA300_.jpg)
心の癒しというテーマ、それはぼくにいわせれば、とても単純な物語です。物語というものはそういう性格をもっている。心の制御工学というものがあるのなら、それは一体どういうものだろうか。
「文学を科学する」 P.125 ストーリー性の重視
2018-10-20[n年前へ]
■伊能忠敬メソッドで渋谷駅の地下大迷宮を可視化する!? ![](http://d.hatena.ne.jp/images/b_entry.gif)
先週発売された「ソフトウェアデザイン 2018年11月号」に4ページ記事を書きました。題して「伊能忠敬メソッドで渋谷駅の地下大迷宮を可視化する!?」です。渋谷駅の地下内部構造の可視化とか、位置追跡とか構造物の階段角度とか、そんなことが好きな方は楽しんで頂ければ幸いです。
ちなみに、『(この記事を読めば)渋谷駅の地下が手に取るようにわかるのでしょうか?』というもらったコメントをもらいました。その答えは、『本記事で解説されているコードを使えば、3Dプリント可能な渋谷駅の可視化オブジェクトファイルも作ることができます。それはつまり、「 渋谷駅の地下を手に取ることができる」と言い換えることができます』
![](http://www.hirax.net/diary_image/3073_DpyVm6CUcAAu1Yb.jpg)
![](http://www.hirax.net/diary_image/3074_DpyWwEPU0AIViyr.jpg)
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