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2010-04-22[n年前へ]

物理現象のメカニズムに着目した設計最適化ツール 

 「物理現象のメカニズムに着目---CDAJが設計最適化ツール「modeFRONTIER」の新版を発売

 一般に製品設計などの際、数多くの設計パラメータが相互に影響し合うと、製品で起きている物理現象を推測するのが非常に難しくなり、設計を最適化できなかったり、不具合の要因となったりする。そこで、設計パラメータと目的関数の挙動から物理現象を推定し、それに基づいて不具合の発生メカニズムを理解して設計の最適化を図るのがCAPの目的だ。
 大まかには(1)設計因子や評価項目を設定する、(2)シミュレーションによるパラメータ・スタディーを実施する、(3)階層的クラスタリング手法によって類似のデータを分類する、(4)設計因子同士の影響に着目して、物理現象のメカニズムの仮説を立てる---という手順で分析する。合理的なメカニズムの仮説が得られない場合は、(1)または(3)に戻る。技術者は、こうして得られた仮説を基に現象を理解し、新しい設計指針を作る。



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