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2012-05-28[n年前へ]

「広い世界」を「(前に)進んでいく人」 

 自分が知ってる「前」でもあり、自分が知らない「前」でもある「n年前へ」から、「狭い世界(せかい)」と「世間(せけん)が狭い」など。

 「世界が狭い」と「世間が狭い」は180度違う。「狭い世界」を造り出すのは「知り合いが多いハブ的な人の存在」であり、「狭い世間」を造り出すのは、「周囲状況と繋がらず離れてしまっている人」である。「世界が狭い」は「広い世界」を引力が強い人がねじ曲げて色々な場所を繋げていた結果であり、「世間が狭い」は「広い世界」を知らず閉ざされている状況である。「世界が狭い」と「世間が狭い」は大違いなのだから、自分が考える「世界(というもの)」が、果たしてそれは「(自分の外に広がる広い)世界」なのかそれとも「(自分の周りの狭い)世間」なのかを問い直す作業が必要だと思う。
 私が印象に残っているのは一生懸命努力している人のビデオだ。工事現場で働いている人、10キロの道のりを歩いて学校に通っている少女ら、頑張っている人だ。

2013-01-10[n年前へ]

「リアルな視界」と「アンリアルなママゴト」 

 「n年前へ」から。

 (下を見下ろすと恐怖で下半身が溶けそうな心地になる)白馬ジャンプ台のコースに入った雪をかき・溝を奇麗に整えようとしている人がいます。そんな人に「スキーのジャンプをされたことはありますか?」と訊ねれば、空中から下界を眺めるような笑顔で、「私もノルディック複合の全日本代表でしたから」とその人は笑うのです。
 リアル。
 「できませんよね」と聞き返すと、「だから『~を図る、めざす』と書くんです」という返事がされたりします。それが「言葉遊び」をしているつもりではなく、「使い分けできてる」つもりだから怖い。
 ママゴトだと気づかず、そんな想像上のママゴトを真剣にしているさまは…確かに怖い。
 我が国は、高校生に重要な経済問題を理解する基本的スキルを教えなければならない。…高校卒業までに経済学の充実した教育を受けなければ、ほとんどの成人は、経済の機能や富の創造過程における自らの役割を学ぶ機会がまったく与えられなかったことになる。
 「経済の機能」だけでなく、「富の創造過程における自らの役割」という言葉が印象的だ。

2013-08-22[n年前へ]

世界各地域の「指を使った数え方」 

 世界各地域で、「指を使った数え方」がどのように異なるかという"Counting with the Fingers"が面白かったので、この文献に出てくる「1〜3までの指を使った数え方」を世界地図上に並べてみたのが、下の図です。古代ローマでの数え方や今現在の日本の数え方…自分の指を使って考えたりする時の仕草にも、「いつの間にか身についた違い」があるんだな、と面白く感じます。



 ちなみに、一番「面白い」と感じた瞬間は、こんなジェスチャーの違いの話を台湾出身の方に話していた時、その彼女が「自分の中で数を数えるならこのやり方だけど、他の人に見せるときにはこのやり方を使う」と言った言葉でした。「自分の中での数え方」と「他の人と一緒に数えるときの数え方」…それらが違うという気遣いの話が、とても面白かったのです。

 「自分(もしくは他人と一緒に)数える」「他人に見せる」という分け方はあっても、「自分で数える」時のやり方と「他の人と一緒に数える」時のやり方が違う…ということを考えたことがなくて、けれどそれを当たり前のように意識している人がいるということを、一番興味深く感じました。

世界各地域の「指を使った数え方」






2014-02-14[n年前へ]

"Pursuer" 

 世界各地の人たちその1日を描く"GLOBAL VISION"の"Pursuer"が良かった。

 何かにこだわり、何かをとことん突き詰める為、研究に研究を重ね、学術的に解明するのが学者。彼らは一体何に興味を持ち、何に魅かれてその研究に没頭しているのでしょうか?カメルーン、オーストラリア、ベネズエラの学者を訪ねます。
 下に貼り付けた写真は、最後の「(あなたが研究をする中で)最も大切なものは?」という質問に答えたもの。

 今年は、そういう人たちを訪ね・歩いてみることにしよう。






2014-12-04[n年前へ]

「黒い世界」を白くしたい(黒背景の)黒川さんのポスター 



 (この記事、コピーセンス/デザインセンスに対して面白く感じたこと以外、全く他意はありません)…街中をいわゆる散歩な具合で無目的に歩いていると、1枚の選挙ポスターが奇妙な魅力を放っています。そこで思わず撮影したのが、右の写真です。いたって普通の選挙ポスターですが、どうしても気に掛かることが2点あります。

 どうして、この候補者名で「黒い政治を白く」というキャッチコピーを付けたのでしょう?そして、黒い政治を白くしたいはずなのに、どうして「背景が真っ黒のデザイン」にしたのでしょう?…そのコピーライティングセンスとデザインセンス(と選挙者名の不一致具合)がとても面白くて、何だか少し「特命係長」ぽっい奇妙な魅力さえ感じて、思わず写真を撮ってしまいました。

「黒い世界」を白くしたい(黒背景の)黒川さんのポスター








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