2009-07-17[n年前へ]
■馬鹿を直す必要はない。利口を直したほうがいいのだ
武井俊樹「赤塚不二夫のことを書いたのだ!! 」の中に紹介されている、赤塚不二夫が「プレイボーイ」の「人生相談」で語った言葉。
「ただ馬鹿っつったって、本当の馬鹿じゃなきゃ駄目なんだからな。知性とパイオニア精神にあふれた馬鹿になんなきゃいけないの。立派な馬鹿になるのは大変なんだ。だから、馬鹿になる自信がなかったら、ごく普通の利口な人でいたほうがいいよ。要するに、馬鹿を直す必要はない。利口を直したほうがいいのだ」
2009-11-25[n年前へ]
■馬鹿で人に騙されるか、疑い深くて人を容れることができないか
夏目漱石 「硝子戸の中 」から。
今の私は、馬鹿で人に騙されるか、あるいは疑い深くて人を容れることができないか、この両方だけしかないような気がする。
この文章の後に続くのは、「不安で、不透明で、不愉快で…」といったものだ。しかし、後者はともかくも、前者の互いに「馬鹿で騙されあう」の世の中は、意外に幸せなものではないだろうか。
互いに、「自分が得をする」と思わなければ、物の売り買いだって成り立ちそうにないし、ワイワイガヤガヤの賭けごとなんていうものも、あり得ない世界になってしまうだろう。それは味気なく、実につまらない世界に違いない。
そして何より、互いに馬鹿で騙されあう毎日・世界だなんて、言葉にしただけで、とても楽しそうではないか。
2010-12-23[n年前へ]
■一 乗寺と天下一品に代表される「裏の京都」
「京都の話である。Lispや非単調論理の業績によ って、Stanford大学のMcCarthy先生が、本年度 における、京セラ(もしくは稲盛財団)の京都賞 を受賞され、先日、京都国際会議場において、 その授与式が行われた。ということは、実は、 以下の話とは全く何の関係もない」という、凡才万歳の"みつを"チックなこんな話。
東大は、どのような分野にせよ、日本を支えて 来たという自負があるから、学生も秀才であろ うとし、教官も秀才を秀才として世に出そうと する。一応、東大を出れば、大抵の学生は、そ れなりの企業などに入り、それなりの仕事をす る。
これに対して、無秩序の京大は、天才か馬 鹿の二者択一を迫る。つまり、京大(特に理学部 にその傾向が顕著である)は、一握りの天才(そ のうちの何人かはノーベル賞などを受賞する)を 生み出すための大学であり、一握りの天才たち は、累々とした凡才たちの屍の上に立って世に 出るのである。
京大の無秩序さは、どこかで見たり聞いたりし たような気がするに違いない。そう、阪神であ る。
2012-01-04[n年前へ]
■同じバカなら、踊らにゃ損々!?
「男の子はバカ。そのまま大きくなるので、オトコという生き物も基本的にバカでヘン。女の子は意地悪。バカと意地悪が共に暮らす人間社会、いろいろあって当たり前」…そんな言葉を読み返すと、「そもそも、意地悪やバカってどういう意味だっけ?」と、根本的なところがわからなくなりました。そこで、辞書をひいてみると、こんな風に書いてあります。
バカ:サンスクリット語 moha の音写。無知の意。愚かな人。道理・常識からはずれている人。用をなさないこと。
意地悪:わざと人を困らせたり、つらく当たったりすること。
サンスクリット語と言われると、何やら「ありがたいお言葉」のような錯覚すら覚えますが、そのお言葉が言うとおり、「無知」で「愚か」で「道理・常識をわきまえず」「役に立たないこと」ばかりしている自分を(イヤイヤながら)振り返ってみると、少なくとも「オトコという生き物も基本的にバカ」という投票箱に(自分に割り当てられた)一票を(やはりイヤイヤながら)入れざるをえないのかもしれない…という気持ちになってきます(いえ、オトコという生き物も、意地悪な部分をたんまり持ち合わせていると思いもするんですが)。
オトコはどうせアホでバカ、となれば、「踊るアホウに見るアホウ、同じくバカなら踊らにゃ損々」…そんな声も聞こえてきます。そうはいっても、生まれがラテンな南国からほど遠いせいか、「見るだけのアホ」「勝手なことを呟くだけのおバカなコメンテータ」にもなってしまいがちの自分がいたりもします。
…というわけで、そんなところを直すこと、つまり、「聞くだけ・見るだけ・言うだけのアホを脱皮して、踊るバカへと変身しよう!」が今年2012年の目標です。(アホ・バカという言葉が混在しているので、「バカ・アホ蝸牛考地図」を右に貼り付けてみました。アホもバカもタワケもダラも…色んな踊るアホウがいるものですね)
2014-11-11[n年前へ]
■「頭を悪くさせるウイルス」と「馬鹿は風邪ひかない…の真実」
「頭を悪くさせるウイルスが発見される」という記事を読み、『そうか!私の頭が悪かったのはウィルスATCV-1のせいだったか!」と興奮し、「そんなウィルスさえいなければ、10パーセント増しくらいで、頭の回転が速くなるはずなのに!』と悲しくなりました。そして、それと同時に『”馬鹿は風邪ひかない”ということわざは、実は100パーセント正しい科学的真実だったのかもしれない!」と叫んでしまいました。
ウイルス「ATCV-1」が人間に感染するとともに、思考力や注意力を低下させることが報告された。
今までATCV-1は人間に感染しないと考えられてきた。しかし、咽頭細菌の研究を行っていた際に、人の喉からATCV-1のDNAが発見された。92人の被験者を調査したところ、その中の44%の人の喉でATCV-1が確認された。さらに、被験者らに脳の正確性および視覚処理のスピードを調べるテストを行ったところ、ATCV-1に感染していた人は、そうでない人と比較して平均7~9点低かったという。
第二次世界大戦中、大日本帝国陸軍の研究機関、通称満州第七三一部隊(石井部隊)に関する本を読んでいた時、「人体実験を行う際、研究員が感染し・高熱の病に倒れることもあったが、そうした者たちは、治癒後に頭の回転が早くなった」といった記述を読みました。…もしかしたら、高い確率で人の体中にはATCV-1が巣くっていて、高熱の病に襲われると(高熱に弱いウィルスである…かもしれない)ATCV-1が死に絶えることにより、頭の回転が速くなり・考え方の正確さが増すのかもしれません。
体中が高熱で襲われると頭の回転を遅くするウィルスが消え失せ、頭が良くなる。それを逆に言えば、高熱の風邪をひくことがなければ、頭の中にウィルスATCV-1が蔓延したままで、頭が悪いまま…ということになります。
風邪をひくと頭が良くなる。それをさらに論理学的に追求すると、逆に言えば…じゃなかった「対偶」は『頭が悪いままの人は、風邪をひいたことがない」…つまり、イコール「馬鹿は風邪ひかない」という”ことわざ”の証明ができるじゃないか!と……妄想したりしたのです。