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2011-09-09[n年前へ]

「わからないこと」を説明できるなら「(多くの場合)その問題は解決できる」 

Title 「男女の産み分け」と「東大生のアレやコレ」ようやく納得「ヒューリスティクス」 、「心配事があっても、大丈夫ですよ」、ハインツのケチャップの粘性のナゾ?簡単に確かめるlことができる「ブラジル・ナッツ効果」と「シミュレーションによる発生過程」…といった、一見するとてんでバラバラにも見える9月9日の「今日」書かれた記事を集めた「n年前へ」から。

Title   読みながら、「わからないことは何なのか?」がちゃんとわかれば、つまり、「求めたいものを他の言葉で説明すること」ができさえすれば、問題を解くことは(多くの場合)できるのかもしれない、と思ったのです。

G.ポリア著「いかにして問題をとくか」

2011-09-10[n年前へ]

「元気」と「現金」があれば何でもできる 

 昼過ぎ、小高い港の見える丘を降り、横浜赤レンガ倉庫の前を通ると、青空の下、海と赤レンガに囲まれた広場でタイ・フェスティバルをやっていました。

 ビア・シン片手に(師匠と若リーダーというシチュエーションの)ムエタイの試合にハラハラしたり・楽しんだりしながらステージにかぶりつきつつ、最後に、愛すべきエンターテイメントなムエタイ勝者の「お言葉」を聞きました。

「元気があればぁ、何でもできるぅ〜!」
「現金があればぁ、何でもぉ買えるっ〜」
「いちぃ、にぃ、さぁぁぁん、だぁぁぁ〜」

 夏の終わりの空の下、「現金があればぁ〜、現金があればぁ〜、何でもぉ買えるっ〜」という言葉を聴きつつ、右手を空へ・上へと突き上げます。

 タイ・フェスティバル@横浜赤レンガ倉庫 は9/11(日)の20時まで開催されています。その近くにある横浜美術館や日本郵船海岸通倉庫では現代アートの展示フェスティバルも行われていたりします。明日(9/11)は、横浜を散策し、少し歩いてはつまみ食い・飲みをし、そして空を見上げる一日にしてみるのも、少し良いかもしれません。

 (横浜を舞台にした「コクリコ坂から」のキャッチ・コピーを「上を向いて歩こう」にしたことについて)前向きに歩いていくのはしんどい時代、けれど、後ろ向きもイヤ。それなら、上だ!ということです。みんなが下を向いている時代だし、上を向くのも良いと思う。

「元気」と「現金」があれば何でもできる「元気」と「現金」があれば何でもできる「元気」と「現金」があれば何でもできる






2011-09-12[n年前へ]

「1%の才能」と「99%の努力」 

 9月12日の「n年前へ」から。「1%の才能と99%の努力」という言葉を、さまざまな方向から眺めてみたくなる、こんな言葉。

 …1%の才能と99%の努力から成る、といわれる。その、1%の才能こそが、99%の努力を支えるのであって、ベルモット抜きのドライマティーニがありえないように、ほんの微(かす)かな才能の香りすら見いだせなかったら、努力のきっかけもまた得られないではないか。1%が重要なのだ。

2011-09-13[n年前へ]

「自分が何かする」ための十分条件 

 9月13日の「n年前へ」から。

 ぼくが恰好悪いと感じるだけで、「作る」理由としては十分じゃないですか。

2011-09-16[n年前へ]

「考えろ。”先”を考えろ、”前”へ動け」 

 "Think. Think Forward, Moving AHead"という言葉、「考えろ。”先”を考えろ、”前”へ動け」という言葉を夕暮れ間近の東京ビッグサイトで見つけ、写真に撮りました。 いつか見た、昔IBMの社屋の入り口の上に掲げられていたという"Think"という板=「この入り口を通るものは”考えろ”」という宣言を思い起こしました。

 "Think. Think Forward, Moving AHead"という言葉をキーボードで叩いているこの瞬間に、TV画面の中から俳優 六角精二が「先のことは考えちゃダメなんだよね」「終わってしまったことも、あるいは、先のことも考えてみても、どちらもダメなんだよね」と自虐的な話をしています。

 過ぎたことをクヨクヨしがちで、先のことを考えがちなバイアスを餅がちな私たちだからこそ、そうでない制御をしよう(したい)という六角精二の言葉が心に残ります。

 先を考えても・考えなくても、時間の進む方向が前である限り、どちらにしても前へ進む毎日が続きます。

「考えろ。”先”を考えろ、”前”へ動け」






2011-09-21[n年前へ]

「したいこと・求められていること・できること」という三体問題の一般解は存在しない 

 from 9月22日の「n年前へ

 自分が何をしたいのかということ、世の中が何を求めているのかということ、そして、自分ができること…その3つの力のバランスで、そんなコックリさんゲームで、どんな道を選ぶかが決まるのだろうか、とも思います。しかし、そんな三体問題の一般解はないわけで、結局のところ、状況次第・自分の気持ち次第というのが本当のところなのかもしれません。
 何にせよ、作りだしたものがすべて、というひとつの基準で判断されることかもしれません。

2011-09-22[n年前へ]

「AKB48」をどう発音するか。 

 「AKB48」をどう発音するか

 六十歳を過ぎた親戚がTV画面の中のAKB 48を差し、「アーカーベー」と発音している。…本気なのか冗談なのかわからないまま…一度・二度とスルーした。すでに「アーカーベー」を聞くこと数限りなく…今さら確認できないタイミングになっている。これはツッコむべき「冗談」か、それとも(触れてはいけない)「本気」なのか…それが問題だ。

2011-09-23[n年前へ]

外へと向かうエネルギー 

 「9月23日の”n年前へ”」から。

 外へ外へと向かっていくそういうエネルギーがなかったら、人類はいまだに洞窟の中で暮らしてたんだろうか。

 私たちのDNAは、海水を出て地上に上がり、洞窟を出て長い長い時を経て今に至る。出口に繋がっているかわからない迷路へと、足を進めたDNAが今の私たちを作り出しているのである。

2011-09-24[n年前へ]

憧れてるのは"ポップ・アイ" 

 9月24日の「n年前へ」から。

憧れのポパイみたいに、何故装わないの?
僕が憧れてるのは、"ポップ・アイ"だよ。

アンディ・ウォーホル

2011-09-30[n年前へ]

「自分の道を選ぶ方法」と「最後のボスキャラに勝つ方法」 

 中村うさぎの「ダメな女と呼んでくれ 」から。

 自分の可能性を信じるな、とは言わん。もしかしたらホントに、あなたの中には才能があるかもしれない。しかしそれは、誰かに引き出してもらうモノではない。自分でリスクを負い、見失ったり絶望したりしながら、長い時間をかけて探し続けるモノだと思う。
 「やりたいコトはあるけど、それで食べてく自信が無い」というあなた、一度視点を変えて、「やりたいコトはともかく、自分の得意なコトって何だろう」と考えてみることをお勧めする。求めていた答えは、おそらく、そこにあるはずだと私は思うのである。
 人生に、攻略本なんかいらない。正しい攻略方法すら、存在しない。なぜなら、あなたの人生はあなた自身が作っていくもので、「誰かの決めた道筋を進めば、決まったゴールにたどり着く」ようなものではないからだ。
 他の人なら歩かないような道筋を通り、他の人には逆立ちしたってたどり着けないようなゴールに、あなたは自力で到達する。行く先々で待ってる敵キャラは数あれど、最後のボスキャラは、たいてい自分自身だ。もちろん、そのボスキャラに、決まった攻略法などはない。あなたが、あなた自身のやり方で、あなた自身と戦うのだよ。