hirax.net::Tech-logs::2010-07-14

2010-07-14[n年前へ]

「何かを待つ時間を楽しめる」ということは… 

 旅に行こうとする前の時間、それはとても楽しくて幸せだ。それと道に、楽しみにしていた旅をしている時間は、とても短くて、その瞬間に時計の針があまりに早く回ることを、とても感じる。

 「2人が出会うまでの時間を最大限楽しむアプリ」というアプリケーションの紹介記事を読んだ。

 「スマートフォンを持っている2人が出会う」までには何が起こるだろうか──そんなことを想像しながらこのアプリを操作していると、なかなか楽しめる。 2人の現在位置をリアルタイムで取得し、中間地点にある飲食店を検索して待ち合わせ場所を決める。待ち合わせ場所までの経路を地図上に表示する。メッセージを伝える。状況の変化をメッセージで伝える。

 時を待つことが楽しくて、その待つ時間も・待ってからの時間も、切ないほど悲しく感じることというのは、本当に自分が好きなことなのだろう、と思う。「何かを待つ時間を楽しめる」ということは、そのことが好きで好きでたまらないのだろう。