hirax.net::inside out::2006年06月29日

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2006-06-29[n年前へ]

東京ビッグサイト/下丸子/秋葉原 

 薬が効いたおかげで、クラクラぐらぐら出張へ。夜は、後輩のノートPC購入に付き合い、15インチSXGA+ のT42が11万3000円ナリ。

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「今という時代」の「写し鏡」 

 新幹線の中で、雑誌や新聞から切り取ったスクラップを整理する。次の言葉は、「フィルムカメラ v.s. デジタルカメラ」という内容で、朝日新聞に赤瀬川源平と篠山紀信がそれぞれ語ったインタビューの一部。赤瀬川源平の意見は、「デジタルカメラを使って、加工という"作為"を続けていくと、結局人間が頭で考える範囲におさまっていく。思いがけぬ写真が減り、"思いがける"写真ばかりになる」というもの。

写真は、そして写真家は、過去も未来も撮ることはできない。「今」しか撮れない。だからこそ、時代を写す「写し鏡」がカメラだと定義するなら、時代が生んだ最新のテクノロジーに偏見を持たず、それを使って時代を切り取り、そして時代と併走するのが写真家の務めでないか。   篠山紀信