hirax.net::inside out::2008年01月03日

最新記事(inside out)へ  |   年と月を指定して記事を読む(クリック!)

2007年12月 を読む << 2008年1月 を読む >> 2008年2月 を読む

2008-01-03[n年前へ]

サーバ 整理 

 新しく作ってみたくなるだろう何かのために、mod_proxy + mod_proxy_balancer + mongrel に変えて、httpサーバ(mongrel)を10個止める。

 私の作りが悪すぎて、データ取得部分で時間がかかっている「手書き画像検索+顔合成」のMake up Awards on Rails! "Images" や、「キーワード検索+顔合成」のMake up Awards! "Keywords" をいつか作り直したいなと思いながら眺め直すと、作者がアプリケーションの「画面遷移」や「やりたいことが最初から決まっている・見えているJOB」が苦手なのだなと、今更ながら思う。

町の景色 

町の景色町の景色町の景色町の景色町の景色






「バベル」 

 映画「バベル」は、田舎町にある映画館のレイトショーで観た。142分の上映時間がとても短く感じると同時に、坂本龍一の音楽を聞きながら、数え切れないたくさんのことを考えさせられた。伝え合えない"Discommunication"な世界を観ながら、言葉にならないことを感じた。

I just did something stupid.

 同じ世界、少しづつ重なり合う世界で生きているのに、小さなことが大きなズレとなり、そのズレがただひたすらに広がっていく「無常に流れる時間」を描いた映画「バベル」の背後にそびえているのは「バベルの塔」だ。スクリーンに姿を現すわけではないけれど、バベルの塔がいつもスクリーンの向こうに見えている。

Do you want something to eat?

 バベルの塔というと、16世紀のフランドル(今のオランダ・ベルギー・フランスの一部)の画家 ピーテル・ブリューゲルが描いたバベルの塔が有名だ。9月11日にテレビ画面に映った映像は、まさにブリューゲルが描くバベルの塔の一枚に描かれた景色のようだった。そんな、世界の大きなできごと、あるいは、身の回りの小さなできごと、どんなサイズのできごとも、こんな「バベル」なことで満ちている。そんな伝わらない言葉がばかりが溢れてる。

初めに言葉があった。 万物は言葉によって成った。 言葉によらずに成ったものはひとつもなかった。