hirax.net::inside out::2002年11月15日

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2002-11-15[n年前へ]

人間万事… 

 もうすぐhirax.netを作って4年になる。三日坊主のくせに、よくも飽きずに続いているもんだ、と思う。hirax.comがとられたりしなければ、焦ってhirax.netをとったりはきっとしなかったに違いないだろうし、それからちょっと時間が経ってから、「HEY!いい名前のドメイン持ってるじゃねーか!ナイスだぜ!」「オレもドメインが欲しくなったんだけどな!もーとられてるとはなー!ガッデム!」とヘビメタバンドのHIRAXのボーカルからメールが来るようなこともなかったに違いないのである。そして、ビクビクしながらも「HIRAX.ORGはまだ空いてるみたいです… と・とてもカッコイイと思いませんでしょうか?HIRAX.ORGって? いや、サイコーだと思うのですが…」とお返事を書くようなこともなかったのに違いなかったのである。

 ほんの数人に見せるためだけのハズだったのに、いつの間にか、ちょっと変なものを置いてみたりすると、「名無しさん」がどっかにチクリ電話をしたりする。体調が悪いなんて書いちゃったりすると、どんなに子供が年をとったにしても、やっぱり親が心配して電話をしてきたりする。どこぞの勤務先からはアクセス禁止のページに仲間入りしていると同時に、私の知らないどこかの部署ではアクセス許可申請書提出してを出して読んでいる人もいるようだ(申請書には理由と共に部長印まで必要なのに)。まぁ、いろいろだ。面白いと言えば面白い。

専門家アレコレ その1 

 2ちゃんねるを眺めるとよく不信感について考えたりする。マスコミであったりメーカーであったりあるいはライターであったり、ありとあらゆる対象への不信感がたくさん書かれている。これはこれで、それらの企業や個人にすれば貴重で有益な情報が数多く含まれているに違いない(もちろんそれより多いかもしれない無益な情報の中に)。
 そういえば、「政治家・銀行は国民の彼らへの不信・彼らに向ける視線の厳しさを自覚していない」と書く新聞記者達自身が、その新聞記者達自身に向けられている不信を自覚しないのは何故なの?と新聞記者の知人に聞いたことがある。読者からの電話を受ける役が必ず回ってきたりするというにも関わらず、そういう不信をあまり意識しないのは何故なの?と聞いてみたのだった。